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2023/8/16水 親戚にあたる海兵

お盆や正月に親戚が集まる時に楽しかった記憶と誰かもわからない親戚と会うと気まずかったりする。

わりと複雑な家系なので親戚の集まりに来ているこのジジイとババアはどこの誰だ?なんて事もざらにあり、顔は知ってるが挨拶くらいしかしない人。年賀状は来るが写真を見ても誰か分からない奴。ある日突然現れた絶縁したはずのばぁちゃんの兄貴と名乗る人物。

とまぁ色んな人がいるのだが、子供の頃はお年玉をくれるおじさんおばさんをまず覚えてゴマするというか可愛がられるような動きはしていたと思う。だいたい平均3万円くらいお年玉をもらっていたが、周りはもっと貰ってる人もいて羨ましかった。10万円なんて奴もいた。

親戚の1人に母の祖父。つまり自分にとってのひーおじいちゃんは96歳くらいで死んだのだが、元海兵で亡くなって火葬した時に若き日に受けた銃弾が出てきたという逸話がある。伝説の海兵だったに違いない。その血が自分にも流れている。このじいちゃんの事が大好きで子供の頃はよく可愛がってもらっていた。

なぜ好きかというとお盆や正月以外でも会うと必ずお金をくれるからだ。「おーヒデお前大っきくなったなー、手見せてみろ、足見せてみろ」→から5000円 
手足を見せたらお金をくれるっていうのが子供ながらに理解して無意識だが遊びに行くとすぐ手足を差し出していたらしい。

また、物心ついた頃にはどうしてもじいちゃんに会いたいと言って5000円もらってそのまま遊戯王カードを買いに行った事もある。罪悪感もあったが遊戯王カードがほしくて気がついたら手足を差し出してお金にかえていた。子供の遊戯王カードに対する熱とはそのくらい凄まじい物がある。だがしかし、僕の手足が伸び盛りの成長期にひーじいちゃんは亡くなったのだ。

手足見せ過ぎてしまったかもしれない。


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