オブジェクト指向風Roblox開発と単体テストのススメ(ROBLOX MEET UP登壇資料)
2024年7月27日に、Robloxに関心のあるクリエイターやビジネス関係者が集まり、交流するミートアップイベントが開催されました。
イベント内でmozeが登壇した「オブジェクト指向風Roblox開発と単体テストのススメ」の内容を、本記事で公開します!
Roblox StudioとLuauについて
Roblox開発では、Lua言語を独自に拡張・改良したLuaの新バージョン Luau が採用されています。
そんなLuauは「手続き型スクリプト言語」と呼ばれる言語ですが、Roblox Studioで開発する上で感じた課題感を紹介しました。
Knit framework の紹介
上記の課題を解決すべく、mozeの開発チームで採用しているフレームワークが、Knit framework です。
Knit の公式ドキュメントと、Roblox Studio で使用するためのModel配布ページはこちら。プラグインではなくModelとして配布されています。
スライドで紹介した公式のチュートリアル動画はこちらです。
そして、Knit で出来ることを簡単に紹介しました。
使い方及び特徴としては大きく以下です。
サーバーサイドでは Service、クライアントサイドでは Controller として機能を持つModuleScriptを作成する
作成したServiceやControllerをKnitの関数で初期化することで、それぞれがクラスのような振る舞いをする
RemoteEventやBindableEventを作成することなく、各Service間やController間、Service⇔Controller 間での通信が可能
Nexus Unit Testing Plugin の紹介
Knit の紹介をしたところで、つづいて単体テストの紹介に移ります。
mozeでは、Nexus Unit Testing Plugin というプラグインを使用して、Roblox Studioで視覚的な単体テストを実施しています。
公式のForum記事がこちら
Roblox Creator Hub の Plugin販売ページだと有料($49.99)ですが、Itch.ioからダウンロードすることで任意の寄付額で購入できます。
寄付額が任意なので実質無料で入手できます。
使ってみて、いいなと思ったら是非寄付しましょう!
https://thenexusavenger.itch.io/nexus-unit-testing-plugin
プラグインの使い方について簡単に紹介しました。
Roblox Studioで専用のUIを開くことができ、視覚的にテストが実行できます。
まとめ
以上、ROBLOX MEET UPでmozeから登壇させていただいた内容でした。
これからもRoblox開発に関して、クリエイターのみなさんと様々な情報を共有していけたらと考えています!
株式会社mozeについて
株式会社mozeは、メタバースxAI時代の新世代ゲームスタジオです。数あるメタバース空間の中でも、主にRobloxでゲーム開発を行っております。これまでにObby But Your Head Rollsなどの複数のRobloxゲームを開発しています。
Robloxに関してお気軽にお問合せください。
問い合わせ先 : hello@moze.ai もしくは弊社コンタクトフォーム
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