2023年2月モザンビーク療育事業 洪水被害

 今モザンビークは雨期です。雨期には毎年サイクロンや大雨の被害があります。日本もそうですがそうした被害が毎年数回はあります。この二月には私が住んでいるMaputo近郊が大雨による水害に見舞われました。特にMaputoから西側Boaneというところの被害が酷く約24000人が避難生活をしていると報道されています。

https://www.voaportugues.com/a/inunda%C3%A7%C3%B5es-na-prov%C3%ADncia-de-maputo-podem-piorar/6958044.html

 これを書いているのは2023年2月26日(日)の午後ですが、今日も朝から大雨が降り続いています。今週半ばまでの天気予報だとサイクロンFreddyというやつがモザンビークの中部を直撃して大きな被害をもたらすかもしれないということだったのですがマダガスカルを通って海峡を渡る過程で勢いが弱まりました。

 マプトの都市部(昔から居住地として開発されていた場所)は比較的そうした災害の影響を受けにくく、今回も少し断水をしたぐらいで済みました(少し断水するだけでも生活への影響は大きいですけどまあ別に死なないので)。私自身は、生活にはそれほどの影響はなかったのですが残念ながら仕事には大きな影響が出てしまいました。教室の床に浸水してしまいました。

 雑居ビルの二階の一室をレンタルして教室として使用しています。それでなぜ床に浸水するのか、そんなに酷い洪水ならばもっと報道されるだろうと思われると思うのですが雨水が浸水したのではないのです。結構あほらしい話なのですが、断水時に誰かが水道栓を開けてみてそのまま放置して帰宅。夜中に水道が回復、翌朝来てみると床が水浸し。という二次被害というか完全なる人災で床が水浸しになりました。床の施工時、どうやらかなり適当に工事が行われたらしく木材のタイルが膨張して浮き出てしまい歩くとつまずきやすい。写真では分かりづらいのですが非常に歩きづらい状態です。教室では子どもが走り回るので非常に危なく早急に大家さんに対応を依頼しました。大家さんはモザンビーク人としては割と普通というか日本人的な感覚からするとかなり適当なところもある人なのですが、この件についてはかなり素早く対応してくれて、床が乾くのを待って大工を呼んでくれました。


こんな感じで床がボコボコになってしまいました。


見た目よりも危ないです。



 大工は作業に3日を費やした挙句、非常に雑な仕上がりの結果を残して去っていきました。こちらとしては責任者である大家にクレームをつけるしかなく、再度対応を依頼すると、来月分の家賃を先払いしてくれたら別の大工を呼ぶということだったので速攻で支払いを済ませました。それが一昨日の金曜日までの話です。大家には、「月曜日から営業を再開したいから日曜日中に工事を済ませてくれ」とモザンビーク的にはかなり無理な依頼を真顔でしたのですが、大家さんもBig smileで依頼を受け入れたのですが、さてどうなるのでしょうか。


工事終了後。「いっそのこと全部張り替えてくれよ」と言っても頑なに対応はしない。
仕事の質に対する共通認識を職人ともてない時は本当につらい。
週に一度行っている勉強会も近所のカフェで行いました。

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