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もやブロ#23 GW湯沢雑記②(1泊2日の滞在モデルケースA)

こんにちは、もやです。
さて、GW何をやっていたかということで、今更ながら振り返りです。訪ねてくれたゲストさんと湯沢や南魚沼で滞在して、何が魅力なのかを再度見つめ直してみました。
そこで見えてきたことは、湯沢の繋がりやすさ。です。
このエントリはどちらかというと観光寄りなので、全ての週末難民(週末何しようと迷っている人)に捧げます。

都市の感性/生活につながる湯沢

湯沢に来ても、スキースノボ以外何したらいいのかわからない・・・という声も聞かれるので、滞在のモデルケースとして参考にしてみていただけると嬉しいです!

今回のモデルケースは、都内でお仕事をされている女性。生まれも育ちも都会で、美味しいものを食べたり、人とつながったりが好きな方。フットワークも軽く、一人旅でも行けちゃう。彼女が来てくれる・・・となった時に、喜んでもらえる滞在先。新幹線で降りて、まずは岩原のピットーレに連れて行きました。

新緑の岩原スキー場から見る湯沢を体験して欲しくて。
都内の星がつくリストランテと変わらないようなものに、地場の食材もプラスして、本格的なピッツァやパスタ、グリルが楽しめるんです。
開口一番、「え?こんなオシャレな店があるんだ!」それそれ、聞きたかったのは。「何食べても、美味しい〜〜〜」狙い通りの反応にニマリ。

まだフキノトウのトウがたってなかったので、ちょっと斜面から頂戴して、自宅で蕗味噌を作ろう!と。自宅マンションに連行して、食後のティータイム。即席で蕗味噌作って、お土産に。
マンションも「こんないい感じのところが、こんな値段だったら、仕事があれば住んでもいいな〜」

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(写真はリノベーション竣工直後の我が家。)
都心と同じく24時間ゴミ出しでき、雪国の宿命・雪下ろしからも解放されるマンションライフは、地方にいながらも都市生活さながらな利便性があります。

人とつながる湯沢

「でも、コミュニティがあるといいな〜」。これも狙い通りの声をいただきました。

そんな彼女を連れて行ったのは、バックパッカー向けのゲストハウスsansan。大好きなパティスリー・スフェールでケーキを買って、sansanで夕食前に小腹に詰め込もうという算段。cafeあるんですが、食べ物持ち込み可というゆるさw
sansanはオーナー香織さんの気さくな人柄に、人が集まってくる東口の新しいスポットなので、湯沢初心者の方で「場」に混ぜたい人がいると連れて行ってたむろしています。
今回も、香織さんとゆるーく混ざって話しつつ。こーゆーサードプレイスを地域内にいくつか持っていると、楽しさがぐんと増すから不思議です。

地域資源(食/文化/風土)とつながる湯沢

夕飯は、新潟ビギナーの方が来たらだいたい連れて行く中野屋へ。ここでは「へぎそば」が名物で、お江戸でよく見るそば粉感の強い藪蕎麦系ではなく、つなぎに「ふのり」を使った喉越しの良い蕎麦。入れている入れ物が「へぎ」と言います。
この時期は山菜の天ぷらも食べられるのと、舞茸の天ぷらが絶品なので是非ご賞味あれ。ゲストさんと夫は日本酒も入れながら舌鼓。

当日は、かぐらのロッジを予約したというので、宿まで案内。途中で三俣の「街道の湯」へと立ち寄り。
営業時間が21時までなので注意!最終受付が20:30のところ、めちゃギリギリで、番頭さんにお願いして滑り込みセーーーーフ。ちょっとしたトラブルだけど、こんな掛け合いもまた楽しかったりします。

2日目午前中、彼女は三国街道の宿場町、三俣宿をぶらり。昼前に合流して、せっかくなので町外を出てみます。

三俣宿の一つ手前、南魚沼市の塩沢・牧之通り。塩沢は米どころ、鶴齢などの酒どころとしても有名ですが、かつては織物が盛んだった地域。塩沢紬は、ユネスコ無形登録遺産にもなっている名品。反物を雪晒し(雪の上で布を広げて汚れなどを落とす、雪国の知恵)して、メンテナンスする風景などはもはやなかなか見られません。
この牧之通りの町並みは、まちづくりとして整備されています。雁木(がんぎ)通りというアーケードは、雪深い土地でも歩けるようにという雪国の知恵。

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この日のランチは、牧野通りにあるおうぎやにてパスタとしおざワッフルを。米粉を使ったワッフルは、サクサクしながらもモチモチ感が残り、甘味として食べても良し、サーモンやクリームチーズなどを乗せたオープンサンドを注文しても良しで何度も食べたくなる味です。

こんな地域資源たちに触れ合ってもらいながらの滞在でした。
適度に観光地化しているから、文化や風土にも繋がってもらいやすい。そんなことを案内しながら考えていました。

その後、私は用事があって湯沢高原ロープウェイの入り口で解散だったのですが、ロープウェイに乗り、駅まで温泉通りをぶらり散歩し、駅ナカのぽん酒館での買い物などをして夕方帰路に着いたとのこと。

「こんなに近いならいつでも来れる!来ることのハードルがめちゃ下がった!」
まずは来てみないと、わかんないですよね。東京から新幹線で70分。この近さを多くの方にぜひ体験してほしいものです。繋がりやすいまち、湯沢。

他にもゲストさんが来て別ルートを案内しているので、ニーズがありそうであれば続きを書くかも・・・です。

「魅力的なまちで溢れかえっている世界を」作り「地方で暮らす人を増やし消滅可能性都市をなくす」ことをミッションに動くまちづくり会社社長。湯沢町で暮らす2児の母でもある。