7月29日のゲーム ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト

 ファイナルファンタジーのナンバリングが発売されるたびに聞いた言葉「FFの冠が付かなかったら良ゲーだった」の逆を行くタイトルだと思います。

 即ち「FFの冠があるから許された」

 ハッキリ言えば凡ゲー。発売は1992年で、同じ年に発売されたFF5と比べるとはるかに劣った印象です。が、それは全てやり切った上での感想。途中で微かに感じられるFFっぽさ(スクウェアっぽさ?)が最後まで、凡ゲーと言う事実を隠しきってくれていたようです。

 4つのクリスタルが登場する辺りや魔法が回数制だったりはFF。ジャンプでダンジョンの崖や障害物を飛び越える所はSA・GA3。装備している武器を使い、木を切ったり壁を壊したり等は聖剣伝説。各ゲームの特徴を合わせた、良く言えば集大成、悪く言えば寄せ集め。

 RPGの肝とも言える戦闘もあまりいい出来ではなく、与ダメにランダム性が無い、状態異常にかかる頻度が高い、入れ替わりはあるが個性がない味方キャラ、バターンが少ない敵。個々で見たらちょっと気になる程度ですが、これらが集まって、しかも長く続くとなると話は別です。クリアまで19時間掛かりましたが、この位が耐えられる限界かもしれません。

 FFと言うブランドへの信頼のみで続けることが出来ましたが、それが無ければ途中で見限っていたと思います。あるいはゲームボーイ辺りで出ていれば、それはそれとして割り切って楽しめた可能性は捨てきれませんが。

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