2017年7月からのゲーム後編
シュタインズゲート 9月21日から10月9日
シュタインズゲート0 10月27日から11月6日
別タイトルですが、一括りで。
コレも今年の1、2を争う良いゲームだと思います。
ゲームだけではなく小説にも手を出し、私としては本当に珍しいですがアニメDVDも買い、本当にハマリました。
巷で言われている、前半パートがやや退屈だという話もありますが、後半に続く伏線が隠れいてるのでは?と考えながらプレイしていたので、特に退屈な印象はありませんでした。
逆に、変に勘繰ったり意識しすぎたりしたせいで「気付いた時の衝撃」的なものが薄れてしまったのではないかと思っています。
何も考えず自然に話を進めていては見逃す何かがあるかもしれませんが、同時に考えすぎるが故に素直に楽しめない部分も出てきてしまうかもしれません。
細かい事でも、ちゃんと気付かせて驚けるように話を作るのは非常に大変だと思いますが、このゲームはその辺が出来ていたのでしょうか。
よくある言い方「記憶を消して最初からやりたい」が本当に当てはまりました。
それにしてもシュタインズゲートとシュタインズゲート0。
全ての世界線(全ての分岐?)はシュタインズゲート世界線に至る必要な過程であり、シュタインズゲート0はその道半ばの話ではありますが、後の大団円が約束されている以上、作品としてはスピンオフ扱いになってしまうのではないか。
蛇足だとまで言う人もいるのではないかと思います。
これは他のゲームでも言える、過去を遡っての所謂「~~~ゼロ」系の話では、いくら主要キャラにピンチが来ようとも、その後で生存が約束されているなら緊張感は台無しですし、本編で登場しないキャラが活躍する場合、大体そのキャラは遠くへ行くとか最悪死んでしまうようなオチが簡単に想像できます。
よって、「0」を作るのであれば、本編とは絡まないような話にする。
若しくは、後のシリーズで「0」の話を回収するような展開にする。
あくまで私の持論ではありますが、ここを抑えて作るべきだと思います。
アニメ版シュタインズゲートで言うなら、1話から23’話、シュタインズゲート0が挟まって24話と言うのが理想の展開です。
ゲームでこれをやるのは大変ですが、ぜひ2作を1つの話にまとめた「完全版」を出してもらいたいと思います。
・月英学園-kou- 10月4日から10月10日
ノベル系アドベンチャーが続く中とは言え、正直印象が薄いです。
元々は同人作品だそうで、コレもタイムリープ物でした。
未知のウイルスが蔓延する現実世界で、ウイルスのワクチンを作るため”箱”の中でどうのこうのする話です。
現実だと思っていたものが実は仮想世界で、と言うのはもはや古典とも言える話ですが、そうする事で話がまとめ易くなるのは確だと思います。
が、悪く言えば広げすぎた風呂敷を半ば無理やり畳む事が出来るわけで、良くできた世界観を潰しかねない安易な設定とも取れます。
偏見ではありますが、同人作品であるために風呂敷の畳み方を考えていなかったのではないか、畳み方を考える前に終わってしまったのではないかと勘繰ってしまいます。
この作品の他にも元となった同人ゲームや原作小説、外伝等あるようで、思うにこのゲームだけで収まる話ではないのかもしれません。
原作ともども、さらに続くことを想定しての世界観なのではないかと。
話は少しずれますが、私が思うライトノベルの定義の一つに
・根本的な問題を解決しない
と言うのがあります。
このゲームでも、自分たちの意識が閉じ込められている”箱”を守る事が目的として置かれていましたが、根本的な問題である「現実世界で蔓延するウイルス」については解決出来ていないままでした。
恐らく続編は望めないのが残念なところですが、「鬼から町を守る生徒会の話」としてはとてもよくできているので、現実世界とやらが絡まない、学園モノとしての話なら触れてみたいと思います。
.hack//G.U. LastRecode 11月1日から12月12日
よく考えたらコレも月英学園と似た部分がありますね。
現実の問題だろうが何だろうが、とにかくネットゲームで解決しようとします。
キャラクター達は色々な立場からゲームにログインしてますが、物語の鍵と高校生を両立するハセヲはとても大変な立場だったのではないでしょうか。
作中では脳波を直接読み取って操作するデバイスも開発されつつあるようで、主要キャラは全てそれを使っているのではないかと言うくらい感情表現が豊かです。
せっかくネットゲームを扱っている話ですし、私としてはもう少しリアルの話があればいいと思っていて、そういう意味では小説版の方が性に合ってると思います。
それともいっそファンタジーだったとしたら、と言う前提で話を組みなおしてみるのも面白いかもしれません。
元々リアルの話は少ないわけですし。
それはともかく、新たに追加されたエピソードはあくまでオマケ的な要素かもしれませんが、オーヴァンが無事に生還し、誰一人欠ける事無く永遠に続く”The world"最後の日を楽しむ事が出来る。
それはある意味、理想郷にたどり着いたと言っても過言ではないでしょう。
ここまで完膚なきまでに”終わらせる”ことが出来たゲームはそうそうないと思います。
その意味で、10年経ってのVol,4は十分に意味のある、必要なオマケ要素だと言えます。
その分、その後の話となる「.hack//Link」は私の中で無かった事となりました。
逆に「.hack//Quantum」や「ドットハック セカイの向こうに」には興味が出てきました。
・undertale 12月14日から12月19日(継続中)
これを書いている今、購入したサントラを落としている最中です。
私の「今年のゲーム大賞」はドラクエ11とシュタインズゲートで決まりだと思ってましたが、ギリギリの滑り込みで入賞しました。
今年最後のタイトルになるだろうと思ってましたが、それがここまで引き込まれるとは思いませんでした。
今年は3日とも参戦予定のコミケですが、慌ててundertale本を扱うサークルを探す程です。
知ったのは今年の夏くらいで、話題になり始めたのもその頃と言った印象でしたが、発売は2年も前だそうで、これまで話題にならなかったのが不思議でなりません。
それとも話題になってはいたけど私の耳には入らなかっただけでしょうか。
ともあれ、来年1発目は普通に敵を倒すルートで進めてみようと思ってます。
戦闘は独特ですが、最悪レベルを上げればどうにか突破できるはずです。
何より、敵を倒さないルート=レベルが上がらないルートでクリアできてますし。
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