今になって、人生初の……
2023年も折り返しに近付いた6月下旬、この身をもって味わうこととなりました。
コロナです。なんと、人生初のコロナウイルスに感染してしまいました。
この3年間コロナの脅威にさらされつつも、マスクに手洗いうがい、外出時には消毒液を持ち歩き、できる限りの自衛はしてコロナを回避してきたのですが……ついに食らってしまいました。
5類になった今、コロナに関しての対策や療養方法は個人および各自治体の判断に任せられている現状ですが、自分の記録用と、もしかすると誰かの参考になるかもしれないので、陽性判定が出てからの記録をまとめておきます。
発症1日目(2023・6/27)
夜中にひどい頭痛があり、朝5時ごろ熱を測ると38℃超え(平熱は36℃台)。
インフルを疑いかかりつけの外来にかかったのですが、検査の結果コロナウイルス陽性。今週いっぱい仕事を休ませてもらい、自宅療養となりました。
この時同居する父にも同じ症状が出ており、検査したところ父も陽性。同じく同居している母だけは陰性でした。そのため、この日から父と私は2階の自室にて隔離生活が始まりました。
通院したものの病院としても特効薬がある訳ではないので(その病院ではコロナの治療薬は扱っていない)咳止めと解熱剤を飲んで様子を見て、土日で体調に問題がなければ月曜日から出勤してもいいとのことでした。
自宅療養の日数に関しては5類になった今は発症から5日間かつ個人の判断なのですが、自分の場合は働いている場所が小学校なので、学校にもすぐ連絡しお医者さんに言われたことを伝え、週末まで仕事を休み、月曜日からの出勤ということで確認を取りました。
夜中から朝方はかなり辛かったのですが、ロキソニンを飲むと頭痛も熱も無くなり、日中はかなり楽に過ごすことができました。ただ、鼻詰まりがあったのと、午前中から少し出ていた咳がはっきり出始めます。
18時過ぎから、再び熱が37℃台後半まで上がり始め、食欲が落ちました。
夕食後病院で処方されたカロナールを飲んで就寝。やはり鼻詰まりが気になったものの、熱も下がって前日よりはかなり眠れました。
発症2日目(6/28)
起床時は37.2℃の微熱。若干体が火照る感じがありましたが、カロナールを飲むとほどなくして平熱に戻りました。
ただ鼻水・鼻詰まりがかなりひどくなっており、咳も前日は「コンコン」くらいだったのが「ゴホゴホ」に変わりました。頻度はそう多くはないのですが、一度咳をすると肺の中から思いっきりせり上がって来る感覚になり、唾を飲み込むときに喉に若干痛みを感じるようになりました。
15時すぎにまた熱が上がり始めたので(37.4℃)、昨日の夜のように熱上がる→体がしんどくなる→食欲落ちるの連鎖にならないよう、早めにカロナールを飲みました。おかげで夕食時にはほぼ36℃台に戻り、完食することができました。
いかんせん鼻詰まりがどうしようもなく、苦しくてなかなか寝付けませんでした。
発症3日目(6/29)
どうにか眠れましたが、口呼吸していたせいか起きたら唇がガビガビでした。鼻水・鼻詰まりと咳は良くも悪くもなっていない感じで、喉の痛みだけが増していました。唾を飲み込んだだけでもズキズキと痛みます。
加えて初日以来の頭痛に襲われました。起床時の熱は37.2℃。頭痛も熱も初日ほどではなかったものの、けっこう体が重たかったので朝食前にカロナールを飲むと朝食時には頭痛が和らぎ、熱も平熱になっていました。ちなみにカロナールを飲んだ後は喉の痛みも緩和されており、解熱・鎮痛とカロナールさんが大活躍です。
カロナールを飲んだ後は体が熱を下げるためなのか汗をかくのですが、今日は朝食後にそれが何度かおき、横になるにも布団が濡れてしまいそうなので布団の上にバスタオルを敷いて、その上に横になっていました。ただ、この日は気温自体が30℃超えの暑い日だったこともあり、そもそも暑かったからかもしれません。
鼻詰まり以外は割と元気に過ごしていました。夕方の熱は36.9℃。念のため食後にカロナールを飲んでから寝ました。
発症4日目(6/30)
目が覚めた瞬間、体が軽く感じました。起床時の熱は36.3℃。
ただ、たまにゴホゴホ咳が出るのと、鼻水鼻詰まりは続いています。
でも鼻詰まりも息苦しかった昨日までに比べると緩和されていて、鼻をかむとスッキリすることも増えてきました。
体はかなり元気になってきたので、YouTubeで自宅でできるストレッチや室内運動を30分ほど行いました。
昼過ぎに頭が重たい感じがありバファリンを飲んだものの、この日は寝るまで熱は上がりませんでした。
発症5日目(7/1)
起床時の熱は36.3℃。鼻水は出ますが詰まる感じは前日よりさらに少なくなってきました。咳もたまに出るくらい。ただ、この日久しぶりにコーヒーを飲んだら匂いをほとんど感じないことに気付きました。
夕食時もわさびの匂いがほとんどわからず、お皿に開けたわさびの塊を鼻に近づけても全くツンときません。これが嗅覚異常か…とちょっと怖くなりました。
とはいえ味覚はあるので、食べる楽しみが奪われなかったのは幸いでした。
そして朝食後、初日以来の簡易検査をしてみることに。陰性であれば自宅内の行動は自由になる!と期待して綿棒を鼻に突っ込んだ結果……
残念ながら陽性反応。(うっすらですがTの方にも線が出ています)
ちなみにほぼ同時に感染した父も検査しましたが、父は陰性となり、自覚症状も無くなっていたため晴れて部屋から出ることができました。良かったね。
自分の方は緩和したとはいえ未だに自覚症状がありますし、下手に動いて家族や周囲の人に感染させるわけにはいかないのでこの日も部屋での療養生活です。
ただ、病院で処方された咳の薬が底をついてしまったので、薬をもらうために通院した時だけ外に出ました(病院には事前に連絡して許可をもらってから行きました)。4日ぶりの外出。靴どころか靴下を履くのも4日ぶりでした。
4日ぶりといえばシャワーもそうでした。髪や体のベタベタを洗い流せたので、心も身体もかなりリフレッシュできて生き返りました。入浴のあと浴室を消毒してくれた母に感謝です。暑い中本当に申し訳ない……。
発症6日目(7/2)
平熱で、鼻水と匂いを感じにくい以外は体は元気になりました。
朝、昼はこれまで通り自室で過ごし、夕方。再び検査キットで検査したところ、ついに……
めでたく陰性となりました。
鼻水は続いているので体調面は引き続き様子を見る必要はありますが、6日ぶりに自分の部屋から出て、リビングに入ることができました。自由の身、何て素晴らしいんだ……!
その日は約一週間ぶりに、家族三人で夕食を共にしました。
この六日間、会話はほぼラインのみだったので、三人ともたくさん喋りまくりました。久しぶりにたくさん話せて楽しかったです。
母に感謝
この隔離生活、とにかく母には感謝してもしきれないです。
父と私が隔離されている間、母が食事を届けてくれたり、洗濯や消毒等、相当気を遣ってくれました。洗濯物は洗濯する前に消毒液を掛けた上で二回に分けて洗濯したそうですし、食事を運んだり食器を洗ったりする際にビニール手袋を付け替え、なんとこの6日間でひと箱100枚入りのビニール手袋を1.5箱、つまり約150枚の手袋を消費したと言っていました……。
そんな母の努力の甲斐あって、母は最後まで感染せず、父も私も重症化することなくコロナを乗り切ることができました。本当に良かったです。
母から、逆のことが起こったら次は頼んだよ!と釘を刺されました(汗)。
ですがその通りですね。感染してほしくはないですが、母が倒れた時は私と父がしっかりせねば。
最後に~コロナの脅威は終わっていない~
7月9日現在、父も私も今のところ後遺症らしきものはなく、私が一時的に感じなくなっていた嗅覚も今はほとんど戻っています。仕事復帰も果たし(職場でも誰も感染しておらず本当に安心しました)、すっかり元通りの日常生活です。
しかし、ニュースでも沖縄の感染拡大が深刻化していたり、医師会では第9波に入ったと言われていたりと、5類になってもコロナウイルスそのものが消えたわけではないことを改めて実感する出来事となりました。
5類になってからもマスクはしていましたし、我が家はワクチンも複数回接種しています(両親5回、私は4回)。それでもやはり感染してしまうことはあり、感染してしまったら、全力で触ったところを消毒し、家でもマスクを着け、とにかく周りに広げない(なるべく人と接触しない)心がけが大切だということを今後も肝に銘じておかなければならないと思いました。
これから暑くなりますし、人の少ない場所や運動時など、マスクを外す場面は増えると思いますが、皆様もどうか感染症および体調管理にはお気を付けください。私も人と接する仕事をしているので、改めて気を引き締めて生活しようと思います。
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。
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