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2021年もずまんがふりかえり

2022年になりました。(画像は実家の近所で見かけた象の滑り台です)

2020年の春に漫画を描き始め、2021年も思いつくままぱらぱら描いていました。全部Twitterに載せています。

結構描いた気がするものの、何をいつどうして描いたのかわりと忘れているので、

・何を考えて描いたのか
・どういう反応があったのか

そのあたりを思い出しつつまとめようと思います。

①おばあちゃんと私とグッチの腕時計(縦スク)

【32いいね、7RT】

おばあちゃんにもらったグッチの腕時計の話。縦スク漫画です。

なぜかやたらとものをくれるおばあちゃんのことはどこかで描きたいと思っていて、その中でも特に思い出深い腕時計について描いてみました。

エッセイ漫画はこの後も時々描くのですが、いまだにどうも感覚が掴めないというのが正直なところです。

私の中では「おもしろい!」と思ったことを漫画にしているのですが、漫画にするとイマイチなんですよね。悲しいことに。

しゃべって伝えるときは相手の反応を見て言葉を補ったりしているので、漫画に反映する時にそのあたりの情報の取捨選択ができていないのかもしれません。

②牧場物語にハマったら脳がちょっとバグった話(4P)

【445RT、1699いいね】

これは過去に「私がどうぶつの森をやらない理由」みたいな題で描いたやつを、牧場物語の新作が発表されたと知って、少し改変し公開したものです。

時事ネタということもあり、多くの方に見てもらえたなぁ〜という印象です。

読んだ方からも
「わかります!」
「いまはスプリンクラーがありますよ!」
「私も『牛出しっぱだ』って慌てたことあります!」

というリプライをいくつかいただいて嬉しかったな〜。Twitterのこういうところが大好きです。

③震災の1年後に石巻でボランティアをした話(9P)

【19RT、170いいね】

震災から10年ということで、石巻にボランティアに行ったときの話です。

被災者の方の想いや背景は私の想像が多分に含まれるので、たくさんの人に見てほしいというよりは「私はこのときこう感じた、考えた」という、自分の中の記録のような漫画です。

④殺し屋の女の子が不死身の男を何とかして殺そうとする話(14P)

【345RT、1567いいね】

求人サイトのコンテストに応募した漫画です。お題は「新しい仕事に挑戦したいと思った瞬間」。

コンテストだというのに、殺し屋という求人サイトに絶対載ってないであろう職業を描いてしまいました。

ただ、こういう「ぼのぼの」みたいな4コマだけどゆるいストーリー漫画みたいなのを描いてみたかったので、個人的には満足です。なにより労力に対してページ数が多く、コスパがよい!

公開から半年以上経っていますが、いまだに時々反応がある幸福な漫画です。

⑤見えない先生(1P)

【2RT、6いいね】

1P万画賞という、1P描けばいいという漫画賞に応募した漫画です。

姿が見えない人の話は以前から考えていて、物語の出だしとしてもキャッチーかなと考えて描きました。

入賞すれば1ページ週刊連載ができる、という賞だったのですが、落選したので1Pだけで打ち切られたみたいになっているかわいそうな漫画。いつか続きを描きたいところです。

⑥カッコいい同期と比べて落ち込んでたら後輩女子から思わぬ一言(8P)

【2053RT、11508いいね】

これも④と同じく、求人サイトのコンテストに応募した漫画です。このときのお題は「カッコいい同僚や先輩を紹介してください」。

自分史上一番反響があった漫画です。2022年1月現在、いまだ更新されていません。おかげさまで、コンテストでも準グランプリをいただきました(ありがとうございます!!)

このときはTwitter掲載時の文言をヤフトピっぽくしてみたので、もしかしたらそれも効果があったのかもしれません。でもほんとはこういう狙いすぎなタイトルの付け方あんまり好きじゃないんですよね〜。

ちなみに、この1P2コマというフォーマットは、時々オモコロ等に掲載されている橋本ライドン先生(@hashimotorideon)の漫画を真似させてもらいました。

このフォーマットだと、Twitterにも載せやすいし、縦スクにも対応できる!コマ割りも考えなくていい!

これは発明だ!!と感動したんですよね〜。

…が、実際は
コマの大きさが変えられない
=それを補う画力や演出力が必要

ということで、力及ばず、定着しませんでした。漫画って難しい。

昔いた職場にこうやってちゃんと手を止めて話を聞いてくれる人がいて、それが元ネタになっています。実際は女性の先輩で特にフラグっぽいものも立っていません。

この漫画の反響が大きかったことから、現実にあって心動かされたことを、そのままエッセイにするのではなく、創作の物語としてまとめるのがいいのかなぁと考えるようになりました。

⑦「なんで仕事で失敗するか、わかってる?」(6P)

【68RT、232いいね】

これも④、⑦と同じく、求人サイトのコンテストに応募した漫画です。このときのお題は「仕事で自分を変えてくれた一言」。

前作に味をしめてか、再び1P2コマというフォーマットを使っています。

夫が上司に「仕事で失敗するのは仕事しているから」という言葉をもらって感動したと聞いたので、それを漫画にしてみました。

4コマ目の怖い雰囲気からのギャップを狙って描いた覚えがあります。反響としてはそれほど奮わなかったのですが、その数ヶ月後の勤労感謝の日に同じ漫画を載せたところ↓

【263RT、810いいね】

前回の3倍くらいの反響がありました。ヤフトピっぽいタイトルにしたのがよかったのか?謎

数字的にはそんなに反響はなかった感じですが、上司の怖い顔に引きがあるのか、たくさんのメディアサイトで紹介いただきました。

⑧ロボット修理のお仕事(6P)

【90RT、680いいね】

これも④、⑦、⑧と同じく、求人サイトのコンテストに応募した漫画です。このときのお題は「2050年にあったらいいなと思う職業・やりたい仕事」。

このコンテスト殿堂入りの川田大智先生(@daichi_kwd)の描く漫画が、こんなふうにコマ枠外を塗りつぶすスタイルだったので真似してみました。青色が好き。

このことによる効果があったのかはやっぱり謎!でもこうしてあらためて見てみると、タイムライン上では多少目立つのかもしれないと思いました。

⑨三山くんはしゃべらない(38P)

【1150RT、4041いいね】

昨年唯一の長編漫画です。38ページ!ネームを描き始めた日から数えると完成までに1年かかっています。

プロはこの量を月刊でこなしているのかと思うと、あらためて本当にすごい。人間技じゃない。

この漫画については別途noteにまとめているのでそちらで↓

⑩4コマたち(9本)

【6RT、184いいね】(2本目)

秋頃は暇だったのか、気まぐれに4コマ漫画を連投していました。

4コマはコマ割りが決まった状態でそこに当てはめるように描くので、楽っちゃ楽なんですよね。

ただおもしろいものが描けるかはまた別の話。

個人的にはもずくさん(@mozuku_zqu)のようにパッと絵で見てわかるおもしろさを目指しているんですが、言葉で説明しまくっているシマツ。

選んでるエピソードが悪いのか?センスの問題?まだまだ課題は山詰です。

⑪落ち込んでいる私への上司の対応が想像の斜め上だった話(6P)

【449RT、2645いいね】

これは前述の求人サイトのコンテストの第二弾に応募した漫画です。お題は「働いている時に出会った“ヒーロー“を教えてください」。

上司からの差し入れってよくあるけど、尋常じゃない量だったら嬉しいしおもしろいな〜と考えて描いてみました。

当初はコーヒーだけじゃなく、他の飲み物をたくさんくれる、という話だったのですが、気まぐれにマックスコーヒーにしたことから甘いもの尽くしに変わりました。

極端に甘党な人っておもしろいですよね。銀魂の銀さんとか。この部長も普通に練乳をチューブから直で吸ったりしてるんだろうなぁと思いながら描きました。

⑦の漫画でもメガネの部長が出てくるのですが、同一人物なのかスターシステムなのかはあまり考えていません。単にキャラデザの引き出しがないのです。

⑫がんばり屋の先輩と変なところで悩む後輩の話(5P)

【14RT、44いいね】

これも⑪と同じく求人サイトのコンテストの第二弾に応募した漫画です。お題は「仕事中に経験した“尊い”エピソードを教えてください」。

はじめはもう少し違う展開で8Pあったのですが、あんまりしっくりこずに見直して5Pになりました。

オチの決めゴマはキャラの表情のアップにしがちだったので、別の演出方法はないかと考えて描きました。

自分でも「うーん、これでいいのかぁ?」と思っていたら、あんまり反響もなかったので「あーやっぱり…」という想いです。

でもなー、「これでいいのか?」と思ったものも思いがけず読まれたりするし、「これでいいのだ!」と思ったものもイマイチだったりするんですよね。このへんに法則性なし!

まとめ

振り返ってみると100P以上描いていて、なんだ意外と描いてるじゃん、という印象です。

でもまだまだ試行錯誤している段階で、なにか「これだ!」と気づきを得た感じがしても、しばらく経つと「違ったわ」となるのを繰り返している気がします。

今年の目標も「漫画で稼ぐ!」とか「漫画賞取る!」言えたらいいんですけど、それほどの見通しも覚悟もガッツもなく。

そもそも昔から長い期間で物を考えるのが苦手です。計画が立てられないのです。

まあ変わらず今目の前にあるものをやってみます。小さなゴールを繋げてって、その先になにかいい感じの道があるといいなというくらいで。

そのためにも、今年は常に目の前に小さなゴールを設けようと思います。とりあえずは昨年もたびたび応募した求人サイトのコンテストを1月も出すことを今年最初のゴールにします。

あとは、こんな記事を書いといてなんですが、いいねRTなどにそれほどとらわれず漫画を描きたいですね。

全く気にしないこともできないでしょうが、自分の描きたいもの、描けるもの、他人におもしろがってもらえるもの、のちょうどいい塩梅を極めたいです。

あとは目標というか願望に近いですが、創作の輪をもっと広げたいところ。

昨年はマンガ専科同期の人見知りさん(@risboxer)とかきもちさん(@kakimochimochi)と定期的におしゃべりする場を設けていただいたのですが、やっぱり創作の話ができるってとても刺激になるし、なにより楽しい。

まだまだなかなか交流のしにくい日々ではありますが、積極的にいろんなとこへ手や足や顔を出していこうと思います。

最後になりましたが、今年も何卒よろしくお願いいたします。

もず

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