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「鎌倉殿の13人」個人的な登場人物ランキング①(6位〜10位)

11月13日のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」・第43回を観ました。
で、感想を書いてみようと思います。

と、いつもならこう始まるのですが、今回は趣向を変えて、タイトルどおり「登場人物ランキング」を書いてみようと思います。

公暁くんが京都から帰ってきて、これから起きる事件の登場人物も全員でそろいました。
今後主要キャラが出てくる可能性も少ないと思うので、ここら辺でいっちょ振り返ってみようかなと。

ベスト10形式で、今日は10位から6位まで。
お付き合いいただけると幸いです。
※あくまでも個人的なランキングです。

というわけで、レッツゴー。


あ、本編に入る前に、まず番外編。

◇「紀行」の糸井アナ
番組最後に放送される紀行シーンの糸井アナウンサーの声が好きです。
硬さとしっとりさのバランスが良くて、いつも聞き入ってしまいます。

◇10位 源頼家

はい、10位にランクインしたのは、2代将軍・源頼家。
もう何度も書いていて申し訳ないのだけど、このドラマを観るまで頼家のことを考えたことはなかった。
頼朝や義経に比べると、話にのぼらないですよね。。。

暴君のイメージが強い頼家だけど(そういう側面の描写もあったけど)、父であり、初代将軍・頼朝との比較に悩む青年像に感情移入しました。
自分は大企業の2代目とかじゃ全くないけど、もし頼家と同じ立場だったら果たしてどうふるまっただろうか、と考えさせられました。
「父上、私は、どうすればよかったのですか…」にはグッときました。

◇9位 源範頼(蒲殿)

はい、9位にランクインしたのは、頼朝の弟の範頼(蒲殿〈かばどの〉)。
みんな、「かばどの」と呼んでいて、その響きがキャラクターと合っていると感じてたので、自分もずっと蒲殿と呼んでました。

源平合戦時、義経筆頭にみんなテンション高くてイケイケの時でもいつもと変わらなかった蒲殿。
その変わらない姿に癒されてました。

集団ってイケイケの人も必要だけど、蒲殿みたいなおっとりした人が重しになってたりしませんか。
蒲殿みたいな人がいるからイケイケの人が心置きなくイケイケになれるというか。
サッカーで例えれば、DFが守ってくれるからFWが攻められるというか。
そういうポジションの人、好きです。

でも、そんな優しい蒲殿がグサッと刺されるシーンを用意した容赦ない三谷氏も嫌いじゃない。

◇8位 源義経

はい、8位は源義経(九郎)。
こちらはみんな九郎と呼んでいたけど、やっぱり義経のイメージが強いかなあ。

とにかく有名人で人気者の義経だけど、このドラマの義経は感情移入を誘わない新しい義経像でした。
戦の天才なんだけど、今風にいうと、ちょっと面倒くさい奴。。。
義時が主人公なので、「もし近くに面倒くさい天才がいたら…」っていう見方が新鮮でした。

史実が分かっていても、義経はどういう行動に出るんだろうと、義時目線でワクワクしている自分がいました。
だって、世の中の大多数は天才じゃない方だもの。
自分ももちろんそっち側です。


◇7位 源実朝

はい、7位は3代将軍・源実朝。
こちらは現在進行中のドラマのキーマンといっても過言ではないでしょう。

実朝って文化人(のほほんとしている)のイメージだったけど、このドラマでは自分のマツリゴトをきちんと進めようとしている。
政治的なビジョンがあった人なんだなあと。
そんな風に実朝のことを考えたことがなかったので、この実朝像は興味深い。それとも、ただの自分の不勉強か。

自分は実朝、好きです。
こう言いたくなっちゃう人柄なんだよなあ。
39回の泰時との関係も切なかったし、妻の千世さんへの告白もジーンときました。
39回はほんとよかったなあ。

頼朝や頼家と違う将軍像がもう少しで完成する。
このまま、実朝の(そして母・政子の)思い通りにいかせてあげたい、と心の底から願うのだけども。うう。。。

◇6位 畠山重忠

6位に入ってきたのは、畠山重忠。
「鎌倉殿の13人」の感想をこれまで書いてきたけど、実は重忠のことを書いた記事は少ない。
重忠が退場した時でさえ、ほとんど書いていない。。。

でもこうして振り返ると、重忠の顔がパッと浮かんだんですよね。
「先祖代々の土地を守る」という鎌倉武士として一番純粋でまっとうな考え方を持っていた人なんじゃないかなあ。

後半になって梶原・比企・畠山・そして和田と有力御家人が排除されたけど、ラストシーンの表情がそのキャラクターを表しているというか。
(そういえば義経は笑っていたなあ)

重忠は義時との殴り合いを制して、悦に入っている感じでしたね。
義時と戦いながら、実際は「自らが思う武士の理想像」と戦っていたんですよね、きっと。
こう書くとナルシストっぽい感じだけど、自身ときちんと向き合い理想を貫くって素敵。
「やはり見栄えが…」には笑ったけど、「心の見栄え」も抜群によかった人だと思います。


というわけで、今回はここまで。
次回はベスト5の発表でございます。
(個人的に)こうご期待!

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