【映画】3連休前に「勝手に3部作」つくってみた
明日から3連休の方も多いと思います。
で、3夜(あ、朝でも昼でもいい)連続で映画鑑賞なんていかがでしょう?
となると、なにかテーマっぽいものがあった方がモチベーションが上がるし、お祭り感も出るかなと。
なので、「勝手に3部作」としていくつか妄想してみました。
お付き合いいただけると幸いです。
フィナーレ3部作
(金)マトリックス レボリューションズ
(土)ダークナイトライジング(バットマン)
(日)スターウォーズ シスの復讐
3部作になっているシリーズの3作目(フィナーレ)のみを連続でみる。
「シリーズが終わる」っていう祝祭感を存分に味わえると思います。
あと、変な達成感も。
どれも尺が長い作品なので、時間があるときじゃないとなかなか企画できない。
え、観終わった後に寂しくなってしまいそう?
そう、それがこの3部作の難点ですけど、大丈夫。
なぜなら、どのシリーズもなんだかんだいって続き(バットマンは別ラインだけど)の作品がありますので。
スターウォーズを最後にもってきたのは、この後「新たなる希望」につながるので、月曜日の朝のダメージが一番少ないかなと。
おしゃれ3部作
(金)アメリ
(土)バッファロー66
(日)快盗ルビィ
自分が観て「おしゃれだなあ」と思った映画です。
秋だし、なんかおしゃれなものに触れたくなりますよね。
というわけでセレクトしてみました。
「アメリ」はクレームブリュレが食べたくなるし、「バッファロー~」はボーリングしたくなるし、「快盗ルビィ」はファッションに凝りたくなる。
どれも可愛らしいラブストーリーで、あと音楽がいい。
月曜の朝には「おしゃれ目盛り」がひとつ上がっていることは間違いなし。
ただ、それになんのメリットがあるかと言われると、う~ん、なんだろう?
詩人3部作
(金)イル・ポスティーノ
(土)詩人の恋
(日)パターソン
「芸術の秋」ということで、がらにもなく詩人3部作をつくってみました。
どれも詩人が出てくる映画なので美しい言葉に出会えるのですが、どの作品もその土地の風景だったり生活文化が印象的。
「イル~」はイタリア、「詩人の恋」は韓国、「パターソン」はアメリカです。
他にもディカプリオさんが詩人ランボーに扮した「太陽と月に背いて」という作品もありますが、上記の3作はそれに比べると落ち着いた印象。
どれも若くない男性が主役です。
月曜の朝に何の目盛りが上がるかと問われれば、「おじさんを見る目目盛り」が(上がらないで)変わるかも。
通勤電車で前に座っているおじさんが実は詩人かもしれない。
眠っているようで実は詩作に耽っているのかもしれない。
なんてね。
「パターソン」が個人的に大好きなので、この順番です。
フランシス・マクドーマンド3部作
(金)ファーゴ
(土)スリー・ビルボード
(日)ノマドランド
その名の通り、フランシス・マクドーマンドさんがアカデミー主演女優賞を獲った作品を年代順に並べています。
この前書いた「スキな映画俳優(女優編)」でなにげなく書いたのですが、どれも名作だし、話の内容も全然違うから連続で見ると面白そう。
マクドーマンドさんの演技も全然違うので、そこも楽しめそうです。
あと、アメリカ映画史の勉強にもなりそう。
ただ、ちょっと重たい。
生きるとは何ぞやと考える連休になりそう。
タイトルに三がつく3部作
(金)第三の男
(土)三度目の殺人
(日)隠し砦の三悪人
はい、もうネタがつきて言葉遊びに走っています。
ご存じの方も多いと思いますが、「隠し砦の三悪人」(黒澤明監督)は「スターウォーズ 新たなる希望」の元ネタになった作品です。
なので、フィナーレ3部作を観て、「新たなる希望」を観て、「隠し砦の〜」を観て、他の黒澤作品を観て、と源流をさぐるような旅に出てもいいかもしれない。
鮭が川に帰ってきてのぼる時期だし。(意味不明)
タイトルにイニシャルがつく3部作
(金)僕達急行 A列車で行こう
(土)Wの悲劇
(日)遊星からの物体X
しつこく言葉遊びの3部作。
他にも「ワールドウォーZ」があるのですが、未見なのでセレクトせず。
「遊星〜」は隠れた傑作。ホラーとミステリーとSFが融合した作品で、面白いです。
(タランティーノ監督の「ヘイトフル・エイト」の元ネタになってます)
南極基地の話なのですが、基地隊員の誰かが宇宙生物に乗っ取られていて、それが誰なんだ?っていうのが、ストーリーの要です。
しかもジワジワ仲間を増やしてくるんですよ。キャー!
「Wの悲劇」も結構好き。
ドロドロした内容にも関わらず、不思議と爽やかな印象が残ります。
澤井監督の俳優との距離感がよいのでは。
「僕達〜」は森田芳光監督の遺作。
オフビートな魅力というか、ちょっとずれてる人を馬鹿にせず・否定せずに、優しく愛情をもって描いているところがいいなあと思います。
ま、これは森田作品に共通する点かも。
月曜の朝に何の目盛りが上がるかといえば、これはもう、「周りの人が宇宙生物に乗っ取られてるかもしれないと妄想してにやけてしまって、それを他人から不審がられる」目盛りが上がります。
何のメリットもございません。
以上。
ほんとは「美味しそうな味噌汁3部作」とか「真似したいヘアスタイル3部作」とか「体重計3部作」とか、もっとくだけたものを編み出したかったのだけど、作品が思いつかず。残念。
と、ここまで書いてきてふと思ったのは、普通に1~3まであるシリーズものを1から順番に観ればいいんじゃないか、ということ。
それが一番自然な流れだ。トホホ。
それにしても3て、絶妙な数字。
2だともうちょいってなるし、4だとちょっと多いよってなるし。
3の魔力を改めて感じました。
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