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chapter 24

1日目

予定よりも7分遅れで目が覚めた。
急いで支度をしていつもの電車に乗り込む。
最近は通勤時間に音楽じゃなくてラジオを聴いていたので、今日は音楽を聴こうと思い曲を選ぶ。
初日にふさわしいCreepy Nutsの「のびしろ」を聴きながら出社した。


昼休みも今日くらいはと久しぶりに外でご飯を食べた。
外でご飯が食べたかったというよりも今日発売される小説を買いに行きたかったからだ。
よく行く本屋はPaypayが使えなかったはずだったので500円玉が何枚か入ってた気がする小銭入れだけ持って外に出た。
時間を見ながら食事を済ませて本屋に向かう。
今日発売日だし、仮にサイン入りが売っていたら買ってしまいそうだなと思っている間に目的地に到着。
すぐにお目当ての小説を見つけた。
さすが発売日だけあって見えやすい所に陳列してあった。
残念ながらサイン本は見当たらなかったが、楽しみにしていたことは変わりなく嬉しい気持ちでいっぱいだった。
遠目でPaypayが使えないことを確認し、小銭入れを見るとあると思っていた500円玉は3枚しかなかった。
4枚か5枚は入ってると思っていたのだが、、
痛恨のミス。結局小銭を計算すると130円程足りなく諦めた。
普通に財布持ってこればよかったなと後悔しながら、取りに戻る時間があるかを確認したがさすがに厳しそうだったので他によさげな本がないか確認してから本屋をあとにした。

仕事が終わり。
昼に行った本屋に行ってやっと小説を購入。
サイン本はなかったけれど、小さなサイン色紙はお店においてあった。
それに読まさせていただきますと小さく拝み、家路についた。
どうせなら夜はいつも行かないところに行こうと思い、ずっと行きたかった家の近くの街中華の店に向かった。
店の外はよく通り知っていたので、店内の雰囲気や料理を想像しながら楽しみに歩いた。
しかし、店に近づくにつれていつも明るい店回りに明かりが1つもついていたなかった。
まさかと思ってお店の前まで行くと、
当分の間、臨時休業いたします。
の張り紙。
自分ってこういうとこ持ってないよなーと思いながら、チェーン展開されている中華料理屋でたらふくご飯を食べた。

そして、いつものように日記を書く。
1周した5年日記を見て、改めて1年の早さに驚く。

今日が第24章の始まり。



あとがき

24歳になれました。
寅年の獅子座。
すげー強そうじゃんって思うけど、自分と誕生日が近い同学年はみんな一緒なんだと気が付いた小学生の誕生日。
たしかにあったあの特別感が無くなった感覚は今でも覚えています。
誕生日は年に1度で特別なものかもしれないですが、僕はこれまで全く同じ生年月日の人に何人も出会ってきました。
だから誕生日に他の人ほど特別感を抱いていないかもしれません。
ただその一方で自分の誕生日の日にはその人たちの顔が浮かびます。
これは僕にしかできない特別なことかもしれません。
誕生日は祝われる日じゃなくて、感謝する日だと寮の先生に教えてもらいました。
誕生日が1番感謝を伝えやすい日でもあると思います。
なぜなら、いろんな人からおめでとうという言葉と一緒に話しかけてもらえるからです。
感謝を伝える機会を向こうから用意してくれるので、照れくささもなく自然に感謝を伝えることができると思います。
誕生日は感謝の日だと教えてくれた先生には本当に頭が上がりません。


24歳をどう生きていこうか考えました。
自分に一番足りないもの。
それは笑顔なのかもしれない。
もっとポジティブに、前向いて突き進んでいくしかないと思いました。
ということで、24歳の抱負は

にかっ!!

にするとします。
そうです。このタイミングでワンピース激ハマり中です。
ルフィのように夢のために、前向いてでっかい敵にも物おじせず挑んでいけるように頑張ります。

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