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4/7(金)公開『ザ・ホエール』を紹介!

みなさんこんにちは!

ついに新年度を迎え、期待に胸が膨らむ春ですね。
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さて今回は、4/7(金)に公開されるA24の新作『ザ・ホエール』について、ネタバレなしでご紹介します。

今作は第95回アカデミー賞で二部門(主演男優賞、メイクアップ&スタイリング賞)を受賞したことでも大きな話題を呼びました。

A24とは?

A24とは、アメリカのインディペンデント系映画の配給・制作を行う会社です。
2012年に設立され、日本でもここ数年で広く名を知られるようになりました。
最近公開された中で、日本でも大きな話題を呼んだ作品は『ミッドサマー』(19)や『LAMB/ラム』(21)、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22) などがあります。

『ザ・ホエール』あらすじ

恋人アランを亡くしたショックから、現実逃避するように過食を繰り返してきたチャーリー(ブレンダン・フレイザー)は、大学のオンライン講座で生計を立てている40代の教師。歩行器なしでは移動もままならないチャーリーは頑なに入院を拒み、アランの妹で唯一の親友でもある看護師リズ(ホン・チャウ)に頼っている。そんなある日、病状の悪化で自らの余命が幾ばくもないことを悟ったチャーリーは、離婚して以来長らく音信不通だった17歳の娘エリー(セイディー・シンク)との関係を修復しようと決意する。ところが家にやってきたエリーは、学校生活と家庭で多くのトラブルを抱え、心が荒みきっていた……。
(『ザ・ホエール』公式ホームページより引用)

監督紹介

今作の監督を務めたのは、ナタリー・ポートマン主演の『ブラック・スワン』(10)や、ジェニファー・ローレンス主演の『マザー!』(17)などで知られるダーレン・アロノフスキー。
サミュエル・D・ハンターの舞台劇を基にして製作された今作は、『マザー!』以来5年振りの新作となります。

主要キャスト紹介

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今作の主演・チャーリーを演じているのは『ハムナプトラ』シリーズや『センター・オブ・ジ・アース』(08)などで知られるブレンダン・フレイザー。
アクションによる怪我の治療や心身の不調、離婚、母親の死などの様々な理由により長らく表舞台から姿を消していましたが、今作で素晴らしい復活を果たし、第95回アカデミー賞で主演男優賞を受賞しました。
予告やポスターを見て驚かれた方も多いと思いますが、彼の巨体は特殊メイクによるものです(後ほど詳しくご紹介します)。

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チャーリーの娘役・エリーを演じているのは、配信ドラマシリーズの「ストレンジャー・シングス」でブレイクしたセイディー・シンク。
実は彼女の出演作品としては、今作が初の日本での劇場公開作品出演となっています。
"家族間に問題を抱えたティーン"という難しい役どころを演じきっています。

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チャーリーの恋人・アランの妹であり、チャーリーの親友でもあるリズ役を演じたのは『ザ・メニュー』や、テレビドラマシリーズの「ウォッチメン」に出演したホン・チャウ。
今作では第95回アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされました。

驚きの大変身!

今作の見どころのひとつは、増量と特殊メイクとファットスーツの着用により体重272kgの巨漢を演じたブレンダン・フレイザーの姿です。
ファットスーツはデジタルスカルプチャーと3Dプリンターを使って制作されました。胴体部分はほとんど拘束衣のようなもので、袖は手作業でエアブラシをかけ、人間の皮膚と同じように見えるように手でパンチングした髪の毛までついていたようです。
シーンによっては50〜300ポンド(約23〜136kg)もの重さがあったとのこと……!
また、ブレンダンはチャーリーを演じるために、毎日メイクアップチェアに5〜6時間も座っていたそうです。

このスーツや特殊メイクで作られたチャーリーの巨体からは、彼の抱える苦しみや後悔の念がひしひしと伝わってきました。

最後に

『ザ・ホエール』は、物語のほとんどがチャーリーの部屋の中だけで進んでいく5日間の会話劇です。その閉塞感の中に溢れる様々な感情にきっと圧倒されることでしょう。
私はA24がまた新しい見せ方で映画をつくってくれたと感じました。

正直なところ、この作品の感想を言語化するのはとても難しいので、ぜひみなさんに劇場でご覧いただき体感してもらえたらと思います!


『ザ・ホエール』
4月7日(金)大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズ二条、kino cinéma神戸国際 ほか全国ロードショー
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配給:キノフィルムズ
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監督:ダーレン・アロノフスキー(『ブラック・スワン』『レスラー』)原案・脚本:サミュエル・D・ハンター
出演:ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートン
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補足:スタッフクレジット等

【2022年/アメリカ/英語/117分/カラー/5.1ch/スタンダード/原題:The Whale/字幕翻訳:松浦美奈】
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提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ
公式HP:whale-movie.jp 公式Twitter:@thewhale_jp 

執筆:映画チア部神戸本部 (えま)

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