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『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』紹介!【6/28(金)公開】

みなさんこんにちは!
だんだんと暑くなってきて、いよいよ本格的な夏が始まりそうですね☀️

今回は、そんな夏にぜひオススメしたい作品である『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』をネタバレなしでご紹介します。

あらすじ

中学生のユーとミー。ふたりは一卵性双生児の姉妹。
生まれた時からずっと、どんなことでも一緒。
隠し事ひとつなく、なんでもシェアしてきた。
食べ放題のレストランだって、話題の恋愛映画だって、一人分の料金で二人分楽しんじゃう。
ユーが苦手な数学の追試も、得意なミーが代わりに受けても誰も気づかない。
ふたりに違いがあるとすれば、ミーの頬に小さなほくろがあることくらい。
そんな絶対的信頼関係のふたりに、いつもとは何かが違う時間が流れはじめる。
ハーフで色白、肩幅が広くて笑うと八重歯がのぞく素敵な男の子、同級生のマークが彼女たちの前に現れたからだ。
1999年、世の中はY2K問題で世界が終わると大騒ぎしていた年。
シェアすることのできない“初恋”という感情に揺れるユーとミー。
二人の忘れられない夏が、まもなく終わりを告げようとしていた…。

『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』HPより引用

見どころ

1)双子の監督が作る双子の物語

この作品の監督は、一卵性双生児の姉妹である、ワンウィーク・ホンウィワットとウェーウワン・ホンウィワットの二人によって作られています。

物語の中で双子に関するエピソードや感情については、監督の実体験から得たものや、他の双子ペアからのリサーチを経てインスパイアされたものもあるのだとか…!

監督自身も双子だからこそ描ける、ふたりの唯一無二の絆や繊細な感情が、キャラクターを通して忠実に表現されており、双子の成長とアイデンティティの探求に焦点を当てることで、ユーとミーという存在をよりリアルに、厚みのあるものにしています。

2)一人二役で演じられたユーとミー

ふたごのユーとミーは、実は本物の双子ではなく、一人の女優(ティティヤー・ジラポーンシン)が演じています。

初見では、100%の人が本当に実在している双子だと信じるのではないかと思わせるほど、キャラクターの演じ分けが素晴らしく、自然で魅力的な双子が映し出されます。

物語の終盤には、フィクションで終わらずに、現実の世界にユーとミーが存在していたらいいのにと願ってしまうくらい、ふたりの虜になってしまうことでしょう。

3)ふたりが選んだ運命とは?

この物語は、世の中のY2K問題、複雑な家庭環境や恋愛事情など様々な要因が重なり合い、これからふたりはいったいどうなってしまうのか…?と最後まで目を離せない展開になっています。

常に一緒に行動し、隠し事もなく、全てを共有してきたユーとミー。その前に現れたひとりの男の子の存在によって、代わりのきかないふたりの関係性は、次第に変化していきます。

(注目ポイント)
・恋の結末はどうなるのか?
・双子と恋愛のどちらを優先するのか?

借金によって常に喧嘩が絶えず、険悪な仲の両親の関係は、ふたりの生活にも影響を及ぼしていきます。

(注目ポイント)
・両親は離婚してしまうのか?
・ふたりは離れ離れになってしまうのか?

一番近い存在だからこそ、もどかしい気持ちになったり、違いに敏感になって比べてしまったり、1人になる寂しさや嫉妬心を覚えるなど、双子ならではの悩みや葛藤を抱えながらも、あらゆる出来事を通して、心身ともに少しだけ大人へと成長していく過程も見どころです。

最後に

この映画は、あたたかくて愛に溢れた、どこか優しい気持ちになれるような作品です。それぞれの周りの大切な人を思い浮かべながら、ユーとミーの忘れられない夏を見届けてほしいです。

そして、なぜ "忘れられない夏" になるのか、夏の終わりにふたりに何が起こるのか、ぜひ劇場でご覧いただきたいです!

6/28(金)公開
『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』
kino cinema神戸国際 などで絶賛上映中!

画像:(C)2023 GDH 559 Co., Ltd. All Rights Reserved / ReallyLikeFilms
執筆:映画チア部神戸本部 (ゅぃ)

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