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屋根を見れば、すべてがわかる!?『宇宙でいちばんあかるい屋根』

暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

先日、藤井道人監督最新作『宇宙でいちばんあかるい屋根』のオンライン試写会に参加してきました!

小説すばるで新人賞を受賞するなど、多くの読者を魅了する作家・野中ともそさんの小説「宇宙でいちばんあかるい屋根」が映画化されます!また藤井監督といえば、第43回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した『新聞記者』の監督でもあります。その監督の最新作『宇宙でいちばんあかるい屋根』9月4日から全国でロードショー!あらすじ、感想とともにこの作品の魅力をお伝えしていきます!


あらすじ

お隣の大学生・亨(伊藤健太郎)に恋する14歳の少女・つばめ(清原果耶)。優しく支えてくれる父 (吉岡秀隆) と、明るく包み込んでくれる育ての母(坂井真紀)。もうすぐ2人の間に赤ちゃんが生まれるのだ。幸せそうな両親の姿はつばめの心をチクチクと刺していた。しかも、学校は元カレの笹川(醍醐虎汰朗)との悪い噂でもちきりで、なんだか居心地が悪い。つばめは書道教室の屋上でひとり過ごす時間が好きだった。ところがある夜、唯一の憩いの場に闖入者が―。空を見上げたつばめの目に飛び込んできたのは、星空を舞う老婆の姿!?派手な装いの老婆・星ばあ(桃井かおり)はキックボードを乗り回しながら、「年くったらなんだってできるようになるんだ―」とはしゃいでいる。最初は自由気ままな星ばあが苦手だったのに、つばめはいつしか悩みを打ち明けるようになっていた。("filmarks"より引用)

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ポイント① 星ばあ語録

なんといってもこの映画の見所は、星ばあが放つ数々の名言です。作中、星ばあがめちゃくちゃ喝を入れてきます。ダイレクトに、つけつけと。つばめちゃんに向けて言っているはずなのになぜか自分にも言われてるような気がして、恐るべし星ばあ語録。特別映像も公開されているので、ちょっとだけ紹介!

「年くったら、なんだってできるようになるんだよ」という星ばあの言葉を信じて、年取るのを楽しもうと思います。星ばあいわく、年取ったら空を飛べるんだそう。めちゃめちゃ楽しみです。勇気が出ない時、恋愛で悩んでいる時、落ち込んでる時、様々な場面で星ばあの言葉が助けてくれます。桃井かおりさんが演じる星ばあ、まじでかっけぇです。


ポイント② 主演の清原果耶ちゃんの演技力

主人公である14歳の少女・大石つばめを演じているのは、本作が映画初主演となる清原果耶ちゃん。2021年春NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロインにも抜擢され、今最も注目を浴びる若手実力派女優!

本当に映画初主演なの?!と疑いたくなるほど、透明感のある瑞々しい中学生の少女を演じています。まだ18才とのことですが、思春期特有の家族、恋愛や友人関係に対する複雑な感情が、果耶ちゃんの表情や仕草からひしひしと伝わってきます。

驚くことに主演だけでなく、本作の主題歌である「今とあの頃の僕ら」も歌っています!彼女の透き通った歌声が沁みる沁みる...エンディングまで彼女の魅力が詰まってます!!今後の彼女のさらなる活躍が楽しみです。


ポイント③ 星ばあとつばめの関係性

親友のように見える時もあれば、おばあちゃんと孫のように見える時もある。そういう関係性が見てて羨ましかった...星ばあは簡単に言えばわがまま駄々っ子なんですが、どれだけ振り回されてもそれに付き合うつばめちゃんの優しさ。つばめちゃんが辛くて泣きたい時には、そばにいて大きな心で受け止めてくれる星ばあ。つばめが唯一心を許した相手が星ばあなのも、この関係性のおかげかもしれません。二人の無邪気な姿を見ていると、心が浄化されていきます。

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あらすじと見どころをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

『宇宙でいちばんあかるい屋根』9月4日から全国ロードショーです!ぜひご覧ください!!夏の夜にぴったりな作品です。

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余談ですが、原作がKindle unlimitedで読めるのでお時間ある方はぜひ!(筆者も映画を観た直後読み進めていますが、ロマンチックな描写に文章がキラキラしてて「つばめちゃ〜〜んんんん!」と愛おしい気持ちになれます。)


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