ブラックミラー・バンダースナッチ

星:★★★⭐︎⭐︎
原題: 英題:Black Mirror: Bandersnatch
公開年数/国 上映時間90分
監督:デヴィッドスレイド
脚本:チャーリーブルッカー
撮影:ジェイクポロンスキー
音楽:ブランアンレイチェル
出演:ウィルポーター
   フィンホトヘッド
   アシムチャウドリー
   クレイグキンソン
   アリスロウ
   タルラローズハンドン

俺は元来ゲームが苦手な体質なので非常に疲れた。かといってやり始めたら人並み以上にハマってしまう癖があり、終わった時は大抵屍の如き状態になっている。
今回も、1週目の時は非常にワクワクして「これ父親殺さなかったらどなる??コリンじゃなく自分飛び降りたらどうなる???うおーたのピー」と思っていた。が、進めるにつれ、そもそも選択肢がプログラマーによって用意されている時点で実は「ステファンを操っているはずの視聴者が操られている」と言う構図であることに気づき、もっというと「視聴者が自由に展開を選べる」という見せかけの自由を得るために自分の大いなる自由を自ら手放している!!!!。。。。。。私は呪いを振り払うようにamazon fire stickを叩き割った。
星3というのは決して面白くないと言う意味ではない。ただ私はあのシステムだと発狂してしまうと言うだけの話なのでみなさんぜひ見て欲しい。
やはり私には一切合切他人事でありそれにどう言う反応をしようがどう言う評価を下そうが自由というタイプの映画が一番良い。見方、解釈の自由を得たいのよ。
俺の意見が強制される環境に自ら身を投じるほど物好きでは無い。それに本作ではどういう道を歩もうとも完全なハッピーエンドとはいえ無いし、本来ならステファンなんてどうなっても良いはずなのにステファンの選択を視聴者にさせることで、視聴者は半ば強制的にステファンと自分を重ね合わせ、ステファンの未来に責任を持たなければいけなくなる。これは悪質である。(個人的見解です)    
 

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