道化の華/太宰治 第8話

1935年に発表された太宰治の初期の作品である『道化の華』をオーディオブック化。
この『道化の華』の主人公、大庭葉蔵は『人間失格』の主人公と同じ名前である。

<登場人物>
大庭葉蔵(おおばようぞう)…主人公。女と心中を図り一人だけ生き残った
園(その)…葉蔵と共に心中を図った女
飛騨(ひだ)…葉蔵の中学からの友人で葉蔵のことを尊敬し慕う
小菅(こすげ)…葉蔵の親戚で三歳年下。年は違うが葉蔵と飛騨と隔たりのない友人
眞野(まの)…葉蔵が入院している療養所の看護婦

「ここを過ぎて悲しみの市(まち)。」
道化に振る舞うことで繊細な精神を保とうとする。
"僕"と"僕"の境界線はどこにあるのか。

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