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【映画評】クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』をどう観たか

クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』が公開になりました。
まずはじめに、本作が日本で公開されてほんと良かった、というのが率直な感想です。
変なとこに気をつかったり、忖度したりして、公開されないのがいちばん悲しく、地球上で日本だけスキップというような最悪な可能性を回避できただけでわたしは満足です。
配給のビターズ・エンドさんありがとう、です。

先に個人的なオススメです。
この映画の公開にあわせて、わたしは一冊の本を読んでオッペンハイマーについて予習していました。

「ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者」(著:藤永茂)

著者が日本の物理学者ということもあり、この本は名著でした。
オッペンハイマーの生涯と功績について興味がありましたら、この本を強くオススメします。
物理学ファンにも、歴史好きにも、サイエンスノンフィクション好きにも良い1冊だと思います。

ノンフィクションとしても凄いです

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