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ヒッチコックの“めまい”を書いてみた!😵💫
【Vertigo💫】
~58年公開~
サスペンス
監督: アルフレッド・ヒッチコック
刑事ジョン・ファーガソンは、逃走する犯人を追撃中に屋根から落ちそうになる…。
また、自分を助けようとした同僚が誤って転落死してしまったことにショックを受け、高所恐怖症になってしまう。
警察を辞めたジョンの前に、
ある日、旧友のエルスターが現れる。
彼は自分の妻マデリンの素行を調査してほしいと依頼。
マデリンが「曾祖母の亡霊にとり憑かれ、不審な行動を繰り返している」とのこと…。
ジョンはマデリンの尾行を始めるが…。
【感想】
“めまい”からの錯乱…。
“それ”が伝染していくようだった…。
止められない気持ちが入り乱れ、
元々錯覚しているものが突然消える羽目になってそれを追っていく…。
まさに『渦』の様…。
そう、“めまい”だ。
何も得ることはないのに、永遠とグルグル回っていく…。
答えがない事には気づかず…。
《女性イディオロギー》
女性というのは、
ブロンドで、体型がわかるピッタリしたスーツ。
何かを実行するためには手段を選ばないとか…?
そんな描写も見受けられたので、
当時、ヒッチコックから見た女性というものは、“こういう”人達だったのかな?
あまり異印象は正直ない…😂
私もこのタイプの女性は好きではないから分かるが…。
(時代というのもあるとは思うけど。)
別のヒッチコック作品でも登場させる女性とは、
“プライド高い”“時に甘える(利用)”
そんなキャラクターが多い気がします。😅
まぁそういう人いるけど、凄くそういうのを嫌っていたのか似たキャラクターが多い様な💦
《視覚:カメラワーク》
ズームアウトしていく手法が当時斬新だったとは聞いていたけど、高所恐怖症の者から見る
“高低差”への異常な視覚が、確かにインパクトがあり、
あの速度でカメラがズームアウトされると此方まで“ゾワっと”しスコッティと同じ、
“高所恐怖症”になった様な錯覚に陥る感覚がありました。
《体感》
交互に変わる独特な色彩や映像の切り替わり、描写等…。
あげたらキリのない描写たちだが、
女性から、やがて仕事を受けた男性が…。
次々と、錯覚に陥っていくが、気づいた頃には観ている自分自身までもが、
「え?」と、“訳の分からない状態”に陥っていた💦
今まで3作ほど、ヒッチコックを観てきたが、
彼の凄さは画面上に映るものを観るというより、『体感』させるよう仕向けられているようで、心理的に訴えかけられる…。
正直、「しんどい…。」😅
しかし、それだけ画面上なのに伝わってくるのだから“いい意味”で、しんどいです。
本人は、「この作品は失敗作」と語ってるようだけど、
個人的には当時で4Dのような感覚に観ているだけで思えるのだから良い作品だと思う。
凡人にはこの差がわからないのだろうけど🤣
《色彩》
途中から色がとても印象的。
現実的では無く夢の中にいる錯覚を覚える…。
アニメーションで気持ち悪い色彩を使用したり、全てが暗い緑になったり、赤に変わったり…。
それこそ最初マドリンが夢の話をしていたことの意味を理解した感覚が出てくる…。
沢山のフォロワー様方に“おすすめ”されていて漸く観ましたが、この時代にコレを創り上げる、ヒッチ・コック…。
もし生きていたら、
「どんなもの作っていたのか?」と、気になると同時に、リアルタイムで彼の作品を鑑賞して今も生きて新しい作品を観てたら、どんな気持ちで、どんな感動があるのか…。
と、沢山の感情に駆られます🙏
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