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人生は祭りだ?!~南米駐在記~vol.9
前回までのあらすじ
無事に目的地についたものの、
持ち物が怪しまれて、
連行されることに。
まさに状況はワニワニパニック、
心臓はドキドキパニックぅぅぅ!
![](https://assets.st-note.com/img/1644912205915-YtwJn1W85E.png?width=800)
空港職員の質問に
ろくに答えることもできない私。
完全に怪しまれてしまった。
らちが明かない職員たちは、
獲物に食らいつくハイエナのように
私の荷物を開けだした。
気のせいか。
どうも目がドル💲になっている気がする。
し、仕事だよね、、、?
![](https://assets.st-note.com/img/1644913127516-ykdlTF2HRU.jpg)
一抹の疑惑を感じながらも、
こうなると、私には祈るしかない。
お願いだ、、、
変なものが出てこないでくれ。
このまま無事に解放してくれ。
ただ作業を見つめる。
![](https://assets.st-note.com/img/1644912586596-ISdmqOzBxB.jpg?width=800)
日本とは違い、
無遠慮に徹底的に調べる。
一つひとつ、全ての荷物を
取り出す。
まるでほじくり返すように。
丁寧って概念はここにはない。
あっ、それは私のパンツ、、、
あっ、それもだしちゃうの、、、?
(/ω\)イヤン
あっ、歯ブラシは直で机に
置かないで(´;ω;`)ウッ…
もうなされるがまま。
あっとか、うっとか小さな声で
ささいな抵抗。
しかし、あとから聞けば
この蛮行も、まだマシなほうらしい。
ヒドイときにはスーツケースの
内装を剥いだり、
穴を空けたりされることもあるそうだ。
パンツが衆人の目にさらされたくらいで
済んでよかったと思うべきか、、、
そして調査は2つ目のスーツケースへ。
嫌な予感が胸をよぎる。
そう、私はこっちの中身は
ほとんど知らない。
職員さんの表情が曇る。
やけに首をかしげている。
なにがあったのだ?
険しい表情で
こっちを見てくる。
まさか、
何かあってはいけないものが
入っていたのか、、、
![](https://assets.st-note.com/img/1644912718954-3gysX43Vxv.png?width=800)
出発前に聞いた話では、
知らぬ間に荷物に麻薬を
入れられて、そのまま刑務所
行きになった人もいるらしい、、、
![](https://assets.st-note.com/img/1644912664952-nwpRN75AZc.jpg?width=800)
最悪の事態が頭をよぎる。
心臓が早鐘のようになる。
口はカラカラだ。
変な汗が止まらない。
![](https://assets.st-note.com/img/1644912996754-d3CqjvTJz1.jpg)
人生が走馬灯のように
思い出される。
まだ正式に着任もしていないのに。
絶望と焦燥感が襲ってくる。
ここで人生が終わってしまうのか、、、
続く
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