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良い孤独だった就職活動

ハタチの夏 🍉

人生は100年もあるのに、その中でたった数年、ちょっと早く、ちょっと何かがうまくできるようになったらといって、それになにか意味があるわけ?

著:孫 泰蔵 「冒険の書 AI時代のアンラーニング」


電車の広告で目に入ってきた「2025年 新卒採用 」
思い出す去年の夏。
畳が敷かれている祖父母の部屋。窓から見える空はすごく綺麗な真っ青な空で、なんのグレーもかかってないこれもまた真っ白なもっくもくな雲がのんびりと、8月の空に浮いていた。通常の就職活動というものに疑問を抱いて反発して、半分諦めていた。

そんな時に殴るようにスマホのキーボードに打ち込んだ言葉があって、誰にも見せられず、ただ無かったことにもしておきたくなくて、スクショした。

だいぶ血迷ってた。笑笑
1年半、+3ヶ月くらい就職活動してた。
長かった。眩しくて思わず青春感じちゃうくらい綺麗な夏がいやだった。早く過ぎてほしいけど過ぎても欲しくない。うだうだしてたな〜

とにかく色んなことを考え、言葉にして紙に書いた。自分のやりたいこと、好きなこと、理想像、嫌なこと、求めていること、その日まで夢中になれた経験、いろんな自己分析も試したな〜。キャンパスノートが2冊分になった。それでもわからなくなって、また書いての繰り返し。気持ちは半日で変わるし、何より書き留めておかないと周りの声に流れ、流れて、埋もれて忘れてしまうから。 あと気になる商品とかあったら片っ端から会社名みて検索してた笑笑  色んな会社の形があることはそこで少し知れたかな!

社会を知る方法も人からだけじゃなくて、物からも得られるからとにかく心惹かれたものには一回飛びついてみるのあり! どんなに客観視しようとしても自分の知っていることからしか見ることができないし、判断もできない。

一度は世間の普通の就職活動の波にのり、自分のやりたいことがあったけど確信がもてなくなり、迷い、焦り、毎日迷路。そんな迷路ざんまいの冬の夜にコンビニで買ったホットココアが今思うとターニングポイント。「あ、人を笑顔にする場所って自分でもつくれるよな」前から興味もあったし一回やってみるかっていう感じでバリスタになる道に大変更。面接が通って一度はその道に乗りかけたけど、色々思うことあって辞めて、その夜はだいぶ地の底っていう感じで、疲れて、疲れてた。そのあと何もしない期間があって、就活しなきゃいけないけどする気にどうしてもなれない。バイトも辞めてたから
今自分は何もしてない。社会から離れてしまったかんじ。そこで何もしないことの辛さを知った。

悶々とする日々を過ごしながら、とりあえず動こうと思ってネットでその時やってみたい事に関するワードを打って検索にかけまくった。その時は何かに属したい一心だった。もう何もしない日々は過ごしたくなかった。もうどうやって辿り着いたかは覚えてないけど地域発信するためのイベント運営や企画をしている会社のHPに行き着いた。採用の文字はどこにもなかったけど、何をしてるんだろうと好奇心が湧いた。問い合わせしてから数日後に返信が来て代表の方とZoomで話をすることに。採用はしてないけれど近々活動があるから良かったらと、そこからちょこちょこと活動に参加した。結果、その会社では1年間インターンをして、そこで見たもの、感じたことが自分の進む矢印に肉付けされた。

活動に参加する中で自分の就職活動に対するスタンスは大きく変わっていて、就職活動って、自分より社会に生きている人と割と無条件に会える期間。今自分は、色んな人に会って、話して、色んな仕事を知りたい。その欲に忠実になってから、すごく楽になった。もう2度とはやりたくないけど笑笑 楽しい瞬間が最後の1年は多かった。家電製品の会社のマーケティング担当の人。出版社へ1日アルバイト。自分の興味があることを知りに動きまくっていた4年の夏。その時は面接も受けてないしESも書いてない。とにかく知らない世界を知りに行った。

今の会社にたどり着いた頃のことはまたこんど書きます!就職活動に対しては色んな意見や見方が存在すると思うけど、感じ方や負荷のかかり方は人それぞれ。一人ひとり違う仕事の選び方や進み方があるはず。みんながやっているから1つしかないように見えているだけ。今の自分も1年後の自分も救えるのは今の自分の意思次第。

いま心が惹かれるものは何?
モヤモヤしているのは何で?
やりたいことがあるのに別の道の方がいいかなって思うのは何で?  無理しているのは何で?

その時無理して頑張っても、その選択の効果が長く続くとは限らない。もしかしたらその努力はその人にとっての正しいやり方ではないのかもしれない。
隣の人は王道のやり方で成功したけど、過ごした環境もその日まで関わってきた人も、毎日同じように生きてても感じることが全く違うように。同い年でも、似ているようでも、その人は自分とは全く別の人間全く別の人間の例を見て得られることもあるけれど、少し参考程度に見たら自分がもっているものに目を向けてほしい。自分がもっている感性に、心に思うままに従ってみて〜!!🏃‍♀️🌞

今日はとにかくグルグル考えて回って葛藤してたハタチの夏を振り返ってみました🌱


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