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海ドラ『ウォーキング・デッド』S3でディクソン兄弟に泣く。
ざっくりあらすじ
ローリの出産が迫った一行は刑務所内で生活を始める。一旦は落ち着いた生活ができると思っていたが、ローリは出産後死亡し、グレンとマギーは物資調達中に誘拐されるなど不幸が続く。場所は変わり、アンドレアとミショーンは「ウッドベリー」という町に滞在していた。一見、穏やかに見える町だったが、総督と呼ばれる男が全てを統制し武装集団を築き上げていた。リックらは囚われた二人を助けるため町に奇襲をかけるが、これがさらなる悪夢を生むのだった。
シーズン3では、メルルが復活し退場する。
一言で言ってしまえばそれだけのことなのだが、そこにあるディクソン兄弟の愛が大きかった。
服従癖がついているダリル。
いつまでも俺の下に弟がいると思い込んでいるメルル。
2人だけであの世界を生きるなら、その関係性だけで十分だった。でも、ダリルには信頼できる仲間ができ、孤独のメルルとは天地との差が生まれてしまった。
それでも2人が見えない鎖で繋がれているのが切ないところ。
仲間に認められ、信頼されるダリルをメルルはどう思っていただろう。
裏切りか、嫉妬か、憧れか。
一方、自ら仲間を裏切り、悪事でもって存在を主張するメルルをダリルはどう思っていただろう。
哀れか、諦めか、救済か。
2人が同じ道を歩むことはないのくらい、視聴者は分かっている。
だからこそ、あの幕退きはディクソン兄弟らしい別れだったのかもしれない。
ディクソン兄弟は不器用だ。
最後の最後に、その不器用さで泣かされるとは予想外だっただけにシーズン3は忘れがたい一作になったと思う。
TWDの旅はまだまだ続く……
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