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日本先進会の研究(11) 少子化対策の鍵は「少子化対策を考えないコト」?


 日本先進会の政策発表動画で早い段階で触れられている少子化問題。 さぞかし重要政策と位置づけているかと思いきや、少々趣が違うようで・・・


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 ハイ、もう1番目からどーいう意味なのか分かりません。 それについての説明を文字起こししてみますね。

 少し意外に思われるかもしれませんが私たちが声を大にして言いたいのは、「政府は少子化を食い止めなければならない」という考え方から脱却しよう ということです。
 多くの政治家は当たり前のように「政府はなんとしても少子化を食い止めるべきだ」と言っています。 これは言い換えると「政府はなんとしても国民にもっと子どもを作らせるべきだ」ということです。 しかし子どもを作ることは政府に要求されるべきものでしょうか? 子どもを作るかどうかは人間にとって極めて重要かつ繊細なことであって国民の大切な自由です。 だから政府が「子どもを作ることが正義」と決めつけるような社会はとても不健全なんです。

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 ・・・いや、あのね、子供を産めない人や産みたくない人が生きやすい社会にするコトはとても大切だとは思いますよ。 でも、それこそ少子化対策とは別の話じゃね? 男性と女性のカップルの場合だと結婚したら子供が欲しいと考えるのがフツーで自然で圧倒的多数なのだから、安心して子供が産める社会を作るコトが何よりの少子化対策だと思いますよ。
 それに、日本という国土も小さくて資源も何もない国が何故ここまで発展したかといえば「人口」を最大の国力にしたからです。国土が大きい仏独より多い人口が多大な生産者かつ消費者になったからこそ日本は発展できたのですよ。 そりゃ人口減少やAI化が進む未来には通用しにくい話かもしれませんがそれでも「生産者=消費者」という理屈に変わりは有りません。 子供が産まれるコトを歓迎しない政府なんて誰も支持しませんよ・・・

 2番目については別の動画で政策を述べているので後日改めて触れます。 要は「経済不安はアレコレ抜本的に変えて少子化に関係なく取り組む」と言っています。 では3番目について。

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 これも一見すると正しいコトを言ってるように聞こえるかもしれませんが大きな間違いが有ります。 それは、

生産性を向上しても消費者が増えなければ何の意味もない

 というコトです。 幸い生産性の向上させる例として、

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 として介護などの人手不足な業界に労働者を回すコトで社会の生産性を向上していく(これについては後日、存分にツッコミ入れます)としていて、AI化には触れず移民政策には反対しているのですが、人間は生産者であり且つ消費者なのですからどんなに雇用が行き届いて社会全体の生産性が向上したとしてもそれを消費する人間がいなければ意味がありません。 だから少ない人口でどんなに効率的な社会を形成したとしても全体のパイが小さくなり国力は縮小していくのです。

日本先進会って、こーいう根本的な部分がズレてるんだよなぁ・・・ 

 次回は今回でも少し触れた医療介護についての政策に、ツッコミ入れます。




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