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選挙結果振り返り(10/23投票)

 それでは続きまして、那覇市長選&市議補選と、私が取材して近日記事リリース予定の飯山市長選&市議選を除く選挙について振り返ってみましょう。 那覇の選挙に隠れがちですが、結構重要な選挙も有ったのですよ・・・


◎岩手県・遠野市議選(定数17/19名)

 公明と共産から1名ずつ立候補していましたが、なんと共産党候補が次点で落選!  その昔は2位当選するほどに勢力があったようですが、この惨状です。 立て直しは出来るのでしょうか、、、


◎山形県・山辺町長選

 7選を目指した現職を破り、自民党山辺町支部が推薦した安達候補が初当選を果たしました。 現職とは僅差だったとはいえ、新人が他に2名もいる中で勝利したのは(自民推薦とはいえ)お見事! といえるでしょう。
 とにかく私は多選首長否定派なので、6選もした町長を降ろしたというコトだけで、素晴らしい結果だと考えます。


◎埼玉県・草加市長選

 事前の予想を覆し、新人で元衆院議員(立憲)の山川候補が、自公が推す現職を破り初当選しました。 2期目を目指す現職で自公推薦なら “鉄板” といって良いほどに固いと思っていましたが、元国会議員の知名度と、投票率が前回から3ポイント上がり無党派層が山川候補に投票したものと思われます。

◎埼玉県・草加市議選(定数28/41名)

  落選が13名も出るという大乱戦の市議選に、現職21名、元職2名、新人18名が立候補。
 立憲1名、維新1名、公明6名、共産5名の現有議席に対し、自民2名、立憲3名、維新1名、公明6名、共産4名、N党1名、諸派(千葉県知事選で候補者デビューした、ピエロメイクの人)1名の候補者を各政党が出してきた結果、共産とN党を除く党が全員当選。 共産は1名しか当選できませんでした。
 ただ、コチラについては今週になって知った案件が有りまして、

 他の共産党市議のパワハラやセクハラに対する党の処分に不満を持った別の現職共産党市議3名が離党したため、共産党は急遽候補者を擁立しなければならなかったようです(現有議席に対し候補者が1名少なかったのもこのためだと思われる)。 離党した3名も今回立候補し2名当選。 一方、パワハラを起こしたとされる候補は次点で落選しています。
 党公認候補を1名しか当選させられなかった共産党。 票割りをする時間が無かったのか元職の女性候補に票が集中し3名落選となりました。 4名の票を足して均等割りすれば当選ラインを超える計算にはなっていますが、そんな簡単なコトじゃないですよね、、、
 それと、ピエロメイクだった候補が当選しましたが、派手な戦略をすべて捨て、どぶ板に徹したコトが当選に結びついたのだと思われますが、彼の名前で検索かけると選挙以外では最近もピエロ風メイクで胡散臭いイベントに出たりしているので、性根は変わっていないのでしょうが、サスガに市民はそこまでチェックできないですよね、、、
 そんな人に税金が流れるのは残念だと思う一方、コレで彼が草加市に貼りついてくれればしばらく選挙で彼の名前を見るコトが無くなるハズなので、コチラにしてみたら、それはそれで良いかなぁと思ってみたりして。
 ただ、どうせ次の国政選挙とかに出てくるのでしょうね、きっと。


◎埼玉県・三郷市長選

 コチラは自公国推薦の現職が5選を果たしました。 多選になってしまうのは如何なものかと思う一方、前回25.11%という超低投票率が5ポイント上がったのは良かったかなと(それでも30%しかないですがね、、、)。


◎千葉県・君津市長選

 2期目を目指す現職が自民推薦の新人をダブルスコアで破り当選。 投票率が前回を少し下回る中で組織力が有る新人を大差で破ったのは、4年間の実績が評価されたからなのでしょう。

◎千葉県・君津市議補選(定数2/3名)

 先週の選挙紹介の際、「公報を見ると、何となく誰が落ちそうか分かるような気が・・・」と書きましたが、やはりその通りとなりました。 上記リンクから公報が見られますのでご覧いただいて結果と照らし合わせれば、ご納得いただけるかと存じます。
 だから、選挙公報って大事なのですよ。


◎千葉県・一宮町議選(定数14/20名)

 共産党1名を除いて全員無所属という中、共産党候補は8位で当選しました。 落選が多い選挙だったので心配していましたが、何よりです。


◎新潟県・新潟市長選

 予想通りのゼロ打ちで現職が2回目の当選。 それ以上、つけ加える言葉も無いですが、候補者擁立すら出来なかった立憲の責任は大きいですよね。


◎新潟県・見附市議選(定数17/19名)

 公明1名、共産2名立候補し、共産は下から2番目3番目という結構ギリギリでしたが当選しました。 そして、個人的に気になっていた、コシノジュンコさんに似ている新人候補は、その下、最下位当選しています。


◎新潟県・燕市議選(定数20/26名)

 公明2名、共産3名出していましたが、それぞれ全員当選となりました。
 そして、参政党から立候補した36歳のパティシエも17位で当選。 参政党は着々と勢力を拡大させています。

 敢えて選挙公報を載せましたが、気になる点は選挙公報に「参政党」の文字がひとつも無いコト。 訴える政策も「空き家の活用」という候補者独自のものでした。

参政党新潟支部Twitter より引用)

 ポスターは安定のオレンジ一色ですが「参政党」の文字は小さめ。 この “参政党隠し” にも見えるものが稲村候補個人のものなのか、それとも党としての新たな戦略なのか。 もし後者だったら・・・ 参政党は新たな段階に進んだと見た方がイイかもしれません。


◎新潟県・弥彦村議補選(定数2/3名)

 新人2名と元職1名で争う選挙ですが、弥彦村議→新潟県議を経て昨年、国民民主から衆院選に出るまで昇っていきましたが、落選後、自身の議席だった県議補選にも敗れ、村議選に戻ってきた、波乱万丈の51歳元職がなんと落選!! しかも2位とはダブルスコアの差!
 この転落っぷり、彼は今後、どうするのでしょうか(ちなみにTwitterはアカ消ししていました)・・・?


◎岐阜県・可児市議補選(定数1/2名)

 コチラは来年の本選に向けての “顔見せ” の色合いが強く、勝っても負けても美味しい選挙なので特に触れる点は有りません。
 ただ、補選の当落結果が本選で逆になったというケースも見たコトがあるので、名前は憶えておきたいところです。


◎三重県・亀山市議選(定数18/21名)

  公明2名、共産2名立候補し、全員当選しました。 4期務めた現職が1名落選しており、前回から票が半減しています。 一体何があったのでしょうか?


◎兵庫県・加東市議選(定数16/19名)

 公明1名、共産1名出ていて、共産候補は前回ギリギリ当選でしたが、今回は14位当選とランクアップしました。 頑張りました。


◎山口県・岩国市議選(定数28/34名)

 公明から4名、共産から3名立候補していましたが、全員当選しています。 山口県で、そして今や嘉手納基地をしのぐ極東最大の基地を抱える岩国市で批判的意見が言える共産党の存在は大事です。 頑張っていただきたいのですが、共産党を含めて全候補、基地については受け入れているようで、沖縄人の私から見ると信じられない感があります。


◎山口県・上関町長選

 中国電力が原発の建設予定地としている上関町で11年ぶりに行われた町長選。 賛成派と反対派の一騎打ちとなった選挙は賛成派の新人が大差をつけて反対派の候補を破りました。
 賛成派の現職が病気で退任したという状況を考慮しても、これで町の “民意” は表れた、という形になってしまうかもしれません。

◎山口県・上関町議補選(定数1/2名)

 それは同日に行われた町議補選で賛成派の候補が、町長選同様に大差で反対派候補を破ったコトで、より鮮明になったと思われます。
 今さら原発なんぞ作って、どうすんの? って思いますがね、、、


◎福岡県・桂川町議選(定数10/11名)

 公明1名、共産1名立候補し、両名当選。 “定数プラス1” の選挙で共産党候補が落選したら、いよいよ党勢はマズい状況になったと見えるところでしたが、なんとか8位で当選しております。


 以上となります。 当選された皆様、おめでとうございます。 それぞれの地域住民のチカラになれるよう、頑張って下さい。






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