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【レポート #16-1】大雨における長野県・南箕輪村長の情報発信


 4月の村長選で初当選した長野県・南箕輪村藤城栄文村長。 2017年に地域おこし協力隊に選ばれて南箕輪村に移住してから僅か5年、41歳の若さで村長に登り詰めた藤城村長。 取材させていただいた中で村長の若さとバイタリティに期待していたのですが、先週末から降り続いた大雨が南箕輪村に災害をもたらす恐れが出た際にTwitterにて逐一情報発信しております。 期待以上の働きをしていて嬉しい限りなので(語彙力が無くて “上から目線” な表現になって申し訳ないです・・・)、今回はそれを御紹介します。

 8月14日(土)の15時23分、村として警戒体制を取るコトをアナウンス。

 村内で浸水している、またはその恐れがある箇所についての対応を随時報告。

 村内を流れる天竜川が氾濫する恐れが出たため、河川に隣接する地区で避難所を開設したコトをアナウンスしました。
 ・・・まぁこれはTwitterアカウント持っている首長ならツイートする内容でしょうが、藤城村長はひと味違います。

 南箕輪村のふたつ北にある辰野町の天竜川水位観測所で測定した水位危険度を危険レベルとともに紹介。 “避難発令” という言葉だけでは危険性が把握しづらい中で具体的な数値を提示して注意喚起しています。

 ただ危険を煽るだけではなく、水位が予測より低く推移しているコトも正確に伝えています


 そしてこの3件のツイートの、投稿時刻を見て下さい。 真夜中に危険度のピークが訪れたのですがその時間もちゃんと起きていて逐一情報発信しています。 夜中も起きて対応にあたるのは首長として当然の対応かもしれませんが、逐一村民にしっかりとメッセージを出すのは、なかなか出来るものではありません。 素晴らしい!

 広域避難所のお知らせや現在の避難状況もアナウンスし、避難所が複数あるコトと村民体育館のようなキャパに対して利用者が少ない場所を提示するコトで密集を嫌って躊躇している方に避難を促す効果が有ると思われます。

 先ほど書いた辰野町の水位計に加えて、水源である諏訪湖の水位と天竜川への放流量を調整する釜口水門の数値を合わせて紹介。 村内の雨が弱まってきたとしても天竜川の氾濫は水源の諏訪湖が溢れないように(よく溢れる)するための釜口水門放流量にかかってくるため、その説明もして油断しないように注意喚起しています。

 各避難所へ訪問して状況を確認し、

 8月15日16時に避難指示の解除をお知らせ。 ここでも数字を出して解除の根拠を示しています。 こうして、約25時間の警戒体制が終了したのでした。


 長野県で “緊急時の情報発信” と言えば、2019年の台風災害で佐久市柳田清二市長が逐一情報発信したコトが全国的に有名になりましたが、

 今回もサスガの発信をしておりましたが、藤城村長も同様に頑張っていたと思います。 南箕輪村民は良い村長を選んで幸せですね!

 このように、良い首長を選ぶと確実に街は変わります! 国会議員の選挙さえ行けば良いなんてコトはないのです。
「たかが市町村長選挙」だと侮るなかれ。 最も身近な選挙への一票が、街を良くするコトに、そして貴方の幸せに繋がるのです!!




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