【レポート #51】長野県・中野市議会議員選挙レポート(2022 4.24)
中野市は長野市の北隣でベッドタウンとして発展・・・ するハズなのですが、何故か人口減が続いているという、傍から見ていると不思議な自治体で、現地に入って感じる印象は「地味」に尽きるのが正直なトコロ。
街の印象に比例したのか、この市議選も特筆すべきトピックは少ないのですが、それでも現地に入れば何かしら見つかるのが選挙取材の醍醐味というところ。 この選挙で何が変わって、何が変わらないのか、私の視点でレポートします。
◆概要
面積:112.18㎢(長野県 第38/77位) 長野県北部に位置し、飯山市、長野市、上高井郡小布施町、高山村、下高井郡山ノ内町、木島平村、上水内郡、飯綱町と接する
人口:41,475人(長野県 第15位)※2022年5月1日現在 2005年に下水内郡豊田村と合併し、改めて中野市が発足
中野駅に新幹線は停まらないので、利用するにはJR飯山線に乗り飯山駅で乗り換えるか、長野電鉄長野線に乗り長野駅で乗り換える必要がある
毎年5月下旬から6月上旬にかけて、一本木公園で「信州なかのバラまつり」を開催
2020年に3期目を狙う現職を破り初当選。 選挙運動を見た限り、とても勝てる雰囲気は無かったのだが公約に掲げた「給与30%カット」が効いたのか当選しました。 なお給与カットは2021年1月から行っているようで、是非は別にして公約は実行している模様です。
◆立候補者(定数20/22名)
◆POINT
☆将来、定数削減が有るかも・・・?
私は “維新のひとつ覚え” みたいに議員の給与削減や定数削減を求める人間では有りません。 議員給与は自治体の大小に関係なく議員職一本で生活できる額まで引き上げるべきだと思っていますし、定数も議員が複数の案件を抱えて過度に多忙になってしまわない程度の人数は必要であるという考えです。 ただ、中野市については人口が41,475人に対して20名はちょっと多すぎるかなぁ、と。
中野市は2005年の豊田村との合併時には46,788人いたので、17年で5,313人減。 約12%も減少しています。 それに対して議員定数は2006年は22名で2010年から2名減って20名になり現在に至ります。 約11%減なので割合としては合っているのかもしれませんが、5月1日現在で人口が48,488人の諏訪市は議員定数が15名です。 そこまで減らす必要は無いでしょうが前回の市議選が無投票と決して市政が活発とは言えない中で、中野市もあと1,2名減らすという話が出ても不思議では有りません。 現在政党所属の候補は公明と共産が1名ずつ。 公明は大丈夫でしょうが全国の議員選挙で議席を落とし続けている共産の候補が今後も議席を維持できるのか? 獲得票数及び順位が気になるところです。
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