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【レポート #5】長野県・中野市長選挙レポート(2020 11.15)

中野市は先日取材した高山村より更に北に位置し、自宅からクルマで下道を走ると3時間半もかかります。 “3時間以内 “ という取材範囲の定義を超えていますが「“北信州の中心市” と言われている中野市を取材しないワケにはいかないよな・・・」と思い、取材してまいりました。
3期目を目指す現職に、市議を5期務め議長経験もあるベテランが挑む戦い。 実際に目で見るコトは大事だが、「風」を感じるコトはもっと大切だと痛感した選挙を、レポートします。

◆概要

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・面積:112.18 km²(長野県 第38位)

・人口:42,120人(長野県 第14位)

・高井富士と千曲川の間に位置し市の中心部は扇状地による なだらかな下り坂になっている

2005年に下水内郡豊田村と合併し、改めて中野市が発足

・毎年5月下旬から6月上旬にかけて、一本木公園「信州なかのバラまつり」を開催

・衆議院は長野1区に属し、篠原孝(立憲県連代表・中野市出身)氏を選出

・つけ麺の元祖「東池袋大勝軒」の創業者、山岸一雄氏の出身地

◆立候補者

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湯本 隆英 (62) 新 市議
池田 茂  (67) 現 3期目を目指す

・湯本 隆英(ゆもと たかひで)候補

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『わかりやすく、すばやく、ていねいな市政』を掲げています。

・池田 茂(いけだ しげる)候補

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池田候補は一橋大学卒、銀行勤務等を経て2012年に市長選に立候補。 現職との一騎打ちを制し初当選。 以後2期8年務め、「1期目で種をまき、2期目に育てた種を、3期目で刈り取らせてほしい」と訴え3期目を狙います。

◆前回の選挙

[当]池田 茂  (63) 現 - 票

前回は無投票当選でした。それ以降、中野市は2018年の市議選、2019年の県議選と無投票が続き、今回もその雰囲気が強まる中で、湯本候補が立候補を決意したようです。

◆ポイント① 駅前は、どちらが勝っても発展しない

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こちらは信州長野駅昼間の様子。 朝夕は学生の登下校で人通りも多いのですが、新幹線が停まらない「長野電鉄 長野線」の駅なので普段は人通りは少なめです。

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