選挙結果振り返り(2023 6.11投票)
先週は地味な選挙が4つでした。 ので気にしないでもイイ、といえばイイのですが、チラ見だけでもしていただけると有難いですし、こーいう時の結果が後々の “フリ” となって効いてくる時が有ったりするのですよ。
◎北海道・美唄市長選挙
自民党が推薦する39歳の新人が2期目を目指す現職を破り初当選しました。 “2期目を目指す現職” というのが基本的に強いといえど、「31歳年下」で「自民党推薦」という2大カードの前には通用しなかったようです。
若い市長の下で新しい一歩を踏み出した、かもしれない美唄市ですが、政治キャリアが全く無い方なので周りのサポートが必須だと思います。 変にバックの操り人形になったり、変に目立って暴走しないコトを祈ってます。
◎北海道・美唄市議会議員選挙(定数14/16人)
現職8人、元職1人、新人5人が当選し、共産党の元職も立憲の65歳新人も(もちろん公明も)当選。 落選は新人の2人となりました。
ちなみに最下位落選の新人は「お金のかからない選挙」と公報で訴えていますが、そんなのは候補者の勝手で有権者には関係ない話。 しかもそれで落ちてしまっては世話ないワケで。 訴えるポイントがズレないように気をつけなきゃイケませんね。
◎岩手県・九戸村議会議員選挙(定数12/13人)
“定数プラス1” の選挙で現職12人、元職1人が立候補という、最も見どころの無い選挙に見えますが、私はココを注目していました。 と、いうのも、
なんと、御年「93歳」で「15選」を目指した古舘候補が12位と最後尾ながら当選! 任期を満了すれば “議員生活60年” という演歌の大御所みたいなキャリアとなります。 多選がキライな私も、ココまで突き抜けられると何も言えません。 どうか4年間、カラダに気をつけて下さいませ・・・
そして! そんな古舘候補に及ばず落選したのが、参政党公認の現職! 2期目を目指したのですが前回の299票から今回は148票と半減してしまいました。 その候補は前々回(2015年)に最初の立候補で落選しており、元々選挙に強いとはいえないように見えますので、もしかしたら落選の可能性を察して「参政党」にすがったのかなぁ、とも思ったのですが、13人の中で最年少(といっても59歳)候補なので(相対的な)若さをアピールすれば票を稼げたように思えます。 Twitterで検索をかけて演説の様子を見ましたが、おそらく本人は「参政党」に魅かれて入党してしまい、それが村民にドン引きされて落選したものと思われます。
ただ、これを以てして「参政党の勢いが衰えたー」と結論付けるのは早計で、昨年7月の参院選前の地方議員選で参政党候補が落選し、そんなものかと思ったら御承知のように1議席獲得まで躍進したコトも有ったので。
他方、コロナ禍が過ぎて(終わったような世論作りがされて)、今までの「反ワクチン」「反マスク」を訴えるワケにはいかなくなった今、どうやら「LGBT反対」をウリにしているように見えますが、果たしてコレが有権者に届く訴えなのかどうかという視点でこの結果を見ると、趣が変わってきます。
最初に書きましたが、この結果は後々の “フリ” となって効いてくる可能性が有るので、アタマの片隅にでも記憶しておいて下さい。
◎新潟県・村上市長選挙
3人立候補していましたが事実上の現新一騎打ちとなった選挙は現職が新人に競り勝ち3度目の当選を果たしました。
約2,500票差がついたとはいえ新人にも一定の票が集まっており、女性候補であるコトや街づくりに携わってきた経歴が票に繋がったものだと思われますが、さして現職に、今の市に大きな不満が無い場合は、どうしても現職有利になってしまいますよね。 しかも自民党がバックについてるとなれば。
以上となります。
当選された方々の御活躍をお祈り申し上げます。
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