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事業再構築補助金、3件ご支援すべて採択されました!!

中小企業さんのご支援のお仕事。事業再構築補助金とは、業績低下からV字回復を目指す、企業さんの新たな取り組みを支援する国の補助金制度です。

補助金は面倒な手続きが多いのですが、今回は最高1億円(通常枠では最高6000万円)の補助金額ということで、業界が浮足立っていました。その最初の関門が、今日の、公募申請の採択結果発表。

✅そもそも補助金とは?

補助金は、他の助成金や協力金、給付金と違って、事業計画を立てることから始まります。しかも今回のテーマは、新規事業。今までやったことのない事業に取り組むことが前提です。

新しい事業に取り組むときは、簡単でもいいので、計画書をつくることが大切。頭の中にある構想を文字や図にして、第三者に伝わるようにする必要があります。

国の補助金は、審査が厳しい。今回も採択率は約30%

補助金の原資は、税金です。要するに税金で集めたお金を、一部の企業に投入して、その企業の業績が良くなることで、国全体の経済活動が今より良くなるハズ。という期待が込められている。その期待を裏切らないように、支援するときは責任も感じます。

✅国は何を見ているか?

事業計画書で重要なのは、

・目的(なぜ、やるの?)
・実現性(具体的に、なにをやるの?)
・収益性(それで、本当に儲かるの?)

です。

目的は個人的な思い、妄想から始まっていてもいいわけですが、それが世の中のためになる。社会的意義も必要ですよね。

具体的にやることと、儲けまでつなげることは、ビジネスモデルを描くことと同じ。事業を創るスタートポイントですね。

✅支援者は何をするのか?

基本は社長自らが自身のビジネスモデルを描くわけですが、文章にするとなると、なかなか難しい。図表も入れて、10~15ページにまとめて、、、となると、ハードルが上がります。

そこで、経営の専門家が登場。中小企業診断士という国家資格を持った人が日本には2万人以上います。私もそのうちの一人。社長にインタビューして、文章にしていきます。

素晴らしいビジネスモデルを語れるのだけど、文章にできない。そんな社長さんに寄り添い、重要な要素を引き出して、整理するのが支援者(専門家)の立場です。

✅新規事業のビジネスモデルは面白いけど、簡単には説明できない!

今回ご支援させていただいた3社とも、素晴らしいビジネスモデルをお考えでした。聞けば聞くほど、唸ってしまうような。

でも、そういう濃い内容を、わずか15ページほどの計画書で表現するのは簡単ではないんです。普段触れることのない業界の特殊事情とか。一企業の利益だけでなく、業界構造を変えるほどの将来構想につながるとか。

インタビューしているときは楽しいのですが、いざ、文章にしようとすると難しい。これで、伝わるかなと、何度も立ち止まることがありましたが。なんとか形にして、フィニッシュ!

今日の発表はドキドキでしたが「採択されました!」の嬉しいメッセージをいただき、ホッとしています。採択された事業者様、おめでとうございます!

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採択されなかった事業者様は再チャレンジのチャンスがあります。見直す機会が増えたというポジティブな捉え方もできますね。


私は、今月も2次公募のご支援中。もう少し、がんばりまっす!


この記事を書いたのは、
もうそうビズ企画 代表 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz

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