わたしがおすすめするテレビ視聴法

みなさん、テレビ見てますか? テレビって可笑しいですよねっ!

今回は私が実践している皆さんにおすすめしたいテレビ番組の視聴法を教えちゃいましょう。

端的に云うと画面を見ないで音声だけ聴くという方法です。

潔く情報の切り捨てをやってみよう

テレビ番組は映像で色々な情報を押し付けてきます。
映像には沢山の情報が含まれていて、大事な情報、そうでもない情報、いらない情報などが一緒くたに送られてきます。

そのため情報過多で余計な情報に気を取られて、大事な情報を見落とす可能性もあります。
なので、時には情報を敢えて切り捨てて制限することで違った情報に気が付くこともあるのではないでしょうか。

テレビは点けてはいるけど”ながら”で他のことをしてるって人は、いつもやってるよ思うかも知れませんが、なんとなく聞き流すのではなく意識を傾けて聞いてほしいのです。

ただ少しコツというか注意事項があるので、段階的にやっていきましょう。

第一段階

まずはテレビから流れてくる音声そのものを聴き取ります。

テレビから出てくる音には色んな音が含まれていますが、その中に人の声が含まれていると無意識の内に人の声に意識が向き、その発する言葉の内容を理解しようとしてしまうと思います。
ここでは人の発する言葉の意味内容は無視して、単に人の声という”音”としてだけ聴き取ります。
そして、人の声、環境音、それ以外の音…例えばBGMや効果音(SE)など、どんな音が含まれているのかを聴き分けます。

あ、言い忘れましたが、ここでは楽器の演奏や歌唱などコンサートとか音楽がメインの番組は除きます。

音楽はすばらしいです。お好きなように楽しんで下さい。

第二段階

ここでもコンサートとかの音楽番組は対象外です。
第二段階では人の発する言葉に意識を傾けます。
”意識を傾けて”と言うと「よーし、何を言っているのか聞き漏らさないぞ!」ということに神経を集中してしまうかも知れませんが、そうではなく、「なんて言っているか/どう言っているか」ということに神経を集中します。

何を言っているのか、違いを感じて頂けるでしょうか?
つまり、何を言っているかという話の内容よりも、どういう言い方/言い回しをしているのかという表現の仕方を聴き取ってほしいのです。
もちろん話している内容も重要なのですが、この視聴モードでテレビを見る時はその内容をどういう表現の仕方をしているかということに意識を集中させます。

第三段階

そしてここが一番大事なところです。

第一段階でどんな音が含まれているのかを聴き分けました。
今度は第一段階で聴き分けた音がどういう風に配置されているのかを考えます。
具体的に言うと、「環境音以外のどんな音がどんな音色/声色/音量でどういうタイミングで配置されているのか、そしてそれはなぜなのか。」を考えます。

第二段階では人の発する言葉について「どういう言い方/言い回し」をしたのかを聞き取りました。今度は「なぜその表現の仕方をしているのか/したのか」を考えます。
さらに「なぜこのタイミングで/この順序でその話・発言なのか」ということも考えてみて下さい。

実践してみよう

慣れないと三つの段階を同時並行するのは大変かもしれません。そういう時は同時ではなくても三つのモードとして切り替えてみたり、後から第三段階だけ考えてみたりすればいいと思います。

あ、あと”画面を見ないで”といっても目を閉じてヘッドホンまでして音に集中しなくてもいいですから(笑)
わたしはいつも食事の時に、耳だけテレビの音に聴き耳を立てて、といった感じでやってます。

是非一度お試し下さい。きっと妄想が捗るでしょう。
おすすめの番組ジャンルとしては、バラエティ、情報バラエティ、ワイドショー、ランキング番組、情報番組、ニュース、報道、ドキュメンタリーです。

まとめ

テレビ番組には大抵、台本・脚本というものがあります。
そしてそれは製作者側の何かしらを伝えたいという意思のために作られ、その手段として映像が用いられます。映像による情報量とインパクトが大きいからです。

あなたは製作者側の伝えたいものを受け取るだけで満足しますか?
なぜそれを伝えたいのか、どうして伝える必要があるのか、当然そういうことも台本・脚本に書かれていることでしょう。

でもそれ、ほんとうのことですか?

ここまでスクロールして来て下さりありがとうございます。何か良い事はありましたか?もしよろしければその享楽のおすそわけを下さればうれしいです。貴方のおすそわけは今後の研究活動費に充てさせていただきます。