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#12 (脳科学)みんなやってるし村八分に遭うから、嫌でもやらなきゃ遺伝子🥺セロトニントランスポーターSS型

みんなやってるし村八分に遭うから、嫌でもやらなきゃならんのですよね。

理不尽に耐えること

つまり地元の風習や学校のブラック校則や職場の慣習など、周囲の知能の低い環境に、文句を言わずただ大人しく従うこと、もっと楽しい表現をすれば、ただ従うしかない惨め現実と哀れな自分を

=努力、あるいは真面目、あるいは美徳

だと思い込まなければならなくなってしまった、もっとお上品に申せば洗脳されてしまったのを

『日本人はセロトニントランスポーターの密度が少ないため、不安になりやすい。日本の農耕文化の中で、協調性を重んじる(または理不尽に脳死で従う)人が生き残りやすかったから』

と脳科学や進化心理学で1つの説明とすることができます。

種本は、作家の鴻上尚史さんと、脳科学者の中野信子さんの『同調圧力のトリセツ』になります。

よく言われるような「日本人は和を尊ぶから」みたいな、それってあなたの感想ですよね的な感覚に、科学的な説明ができるのがいいですね。

セロトニンは幸せホルモンの1つで、ストレスを低減させリラックスさせてくれますが、不足すると不安を感じやすくなります。

セロトニントランスポーターは、セロトニンのリサイクルポンプの役割を果たし、セロトニンが少なくてもなんとかしてくれるのですが、97%の日本人にこれを少なくする遺伝子があるそうです。

特にSS型という最強不安タイプが日本人の68%らしいのでエグですね。

ではなぜ少なくなったかと言うと、進化論的な考察では、手間の多い日本のお米を作る農耕文化や災害の多い日本では、みんなで協力する人が生き残りやすかったから、と説明されています。

残念なことに、このセロトニントランスポーターの数は遺伝で決まっており、増やすことができないそうです。

で、問題はここからで、

特にセロトニンを合成する中脳の部位(背側縫線核)に少ない人と協調性が高いのですが、ヤバいこともあります。

(中野)理不尽なことを見ると、いきなり爆発して思いも寄らない行動をとってしまうことがあります。コストをかけてでも、理不尽を強要してきた人を攻撃せずにはきられなくなる。

『同調圧力のトリセツ』

つまり、

日本人は遺伝的に、理不尽に脳死で従いつつ、いつか無敵の人になる可能性を秘めているということですね。

おそらく、中の人の行動原理もこれです。

つまり、

人生を捨てて東大受験やらYouTubeをして、愛媛県の高校の上半身裸運動会という因習をどうにかしたいというのは、もう中の人は無敵の人と化してしまっているのでしょう、順当に敵しかいないんですが。

最後にここで、以前申した「美徳ゲーム」という心理学の観点を持ち込みますと、

理不尽に脳死で耐えること、が美徳ゲームの対象となったため、理不尽を変えようとする人を、ルールを守れないゴミと批判して、私は良い子ちゃんです褒めて褒めてしないと生きられない社会になってしまった

という結論になります。

近年の脳科学は、日本人がいかに終わってるかを暴きつつありますね。

で、この説明の延長線上にある終わってる現実は、

理不尽は変えられない。なぜなら、理不尽を変えようとした理不尽もないから

ということで、

理不尽に文句を言った人間を全力でつぶすことにキャッキャするのが医学から見た日本人の性格の1つです。

今日も世界は終わってるので、和を以て貴しとなしましょう🌞🥺




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