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これからの学びをレウォン君と考えたい

この文章は、元素カルタ漢字ミッションを作り、中学1年生で会社を立ち上げてCEOになったレウォン君に「先生はキラキラした大人なので、僕と一緒に新しい学びの形を考えましょう!」と言ってもらい、とても嬉しかったので作った自己紹介(ちょびっと真面目バージョン)です。

                自己紹介
 
                福岡大学工学部化学システム工学科
                        教授 松隈 洋介


はじめまして。福岡大学工学部化学システム工学科の松隈洋介と申します。私は大学で学生に教えたり、研究をしたりしていますが、その他にもいろいろなことに興味を持ち、様々なことをしています。例えば、Youtuber、 ロケット教室、フリースクールで子どもたちと遊ぶ、神社で毎日ゴミ拾い、スポーツジムでJ-Popを踊り狂う、お料理、手話、護身術などです。今日は、この中から代表的な2つ、Youtuberとロケット教室をご紹介します。
 
 Youtuberになろうと思ったきっかけは、コロナになって大学もオンライン授業になった時、日頃から授業中にしていた5分ほどの雑談の部分が録画に残ったので、その部分のみを切り取ってYoutubeにアップしたことです。「皆さんと同じぐらいの年の頃に彼女にふられて悲しかったー」とか、「国際会議の発表をすっぽかしたことがあるんだよ」などという話があります。そのうちに我々の化学システム工学科のことをもっとアピールしたくなり、キャンパスツアーや在校生に化学システム工学科の魅力を語ってもらう動画なども作成しています。Youtubeで「松隈 洋介」で検索すると「CHANNEL まつくMAN」というチャンネルが出てきますので、チャンネル登録と高評価をどうぞよろしくお願いします。
 
 次にロケット教室について説明します。このロケットは北海道にある企業、植松電機の社長である植松努さんが設計されたもので、紙でできていますが火薬を推進力として発射するとわずか0.2秒で時速200 km/hまで加速して、高度50 mにわずか3秒で到達した後、パラシュートを開いてゆっくりと降下してくるという、驚くべき性能を持った本物と同じ仕組みのロケットです。これを、小学生から大人までが1時間程度でのり付けして作り、グランドに移動して打ち上げます。皆さん、ゆっくりと降りてくるロケットをダイレクトキャッチしようと全力で追いかけます。大人も子どももみんな夢中になれるロケット教室です。このロケット教室は、植松努氏が「どうせ無理」という言葉をなくし子どもに自信をとりもどしてもらいたい、という思いから始められ、今では全国各地にロケットを打ち上げる団体があります。私も植松氏の理念に共感し、他にお母さん2人とともに「ロケットあそび」という団体を1年前に立ち上げて、福岡大学、新宮町、雲仙などで2ヶ月に1回程度教室を開催しています。終わったときの子どもたちとお母さん方の笑顔が毎回見られることがとても嬉しいです。


 さて、こんな「多動」な私を「きらきらしている大人」とレウォン君が認めてくれたことがとても嬉しいです。実は、彼のことを私は私のプレゼンの先生だと思っています。その彼が、一緒に未来の教育のことを考えましょう、と誘ってくれました。私も大学で教えたり、フリースクールに通ったりする中で、これからの教育はこれまでの教育の延長上にはなく劇的に変えていく必要があると感じています。レウォン君たちと一緒に新しい教育のあり方を一生懸命考えていきたいと思います。





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