神聖かまってちゃん「夜空の虫とどこまでも」


https://open.spotify.com/track/0KHSkntU8XX4r5ByKzoZ5e?si=iQhSilsuQK63OZyNkHD6Zg

神聖かまってちゃんが大昔に和製マイブラだとか、そういうシューゲイザー的文脈で引き合いに出されまくってたのを知っている人はどれだけいるのか。

最近の神聖かまってちゃんについてはあまり詳しくないが、昔の神聖かまってちゃんは轟音で、ノイジーで、幻想的だったりする、日本ナイズドされたシューゲイザーバンドだったと思う。
バリバリのギターに綺麗なピアノサウンド載せたろ!って割と発明だよね。
歌詞や振る舞い、歪んだ音からパンク的な紹介をされることも多いバンドだけど、確かにシューゲイザー的な要素を持っていた。

この曲は2010年に発売された「つまんね」というメジャーデビューアルバムに収録されていたもの。
当時の神聖かまってちゃんのセンスが詰まっていて、何度か再録されたりもしている存在感のある曲。

前置きでシューゲイザーの話をしたけど、恐らくジャンル的にはこの曲はシューゲイザーとはあまり呼ばれない。打ち込みシンセで作られた曲なのでバンドサウンドですらない。

それでも、この曲が表現しようとしているものはまさしくシューゲイザー的なものに感じるし、シューゲイザー好きに神聖かまってちゃんの曲を出せと言われたらこれを挙げる。

雰囲気については表現しきれるほどの語彙を持っていないのでぜひ聞いてみて感じでほしい。
めちゃくちゃたくさんの音。綺麗なメロ。浮遊感、幻想感。
歌詞も一切ない曲なのに「夜空の虫とどこまでも」というタイトルがめちゃくちゃハマってる。

初めて聞いたのは大昔だけど、本当に美しくて、マジで音で感動させられた。こんな音楽聞いたことないっていう衝撃があった。
お前らにも感動してほしい。

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