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涼を求めて

数年來の念願であった軽井沢へ行ってみた。数時間滞在してすぐ帰ったが、レイクガーデンから入り北上し、軽井沢駅前ショッピングセンターを車窓から眺め、追分宿へと景色は旧軽井沢市街だった。
石畳の小路沿いは宿場町の跡形もなく代替わりした子孫の新宅や、大事に住み続けられているなんの変哲もない普通の家屋が並ぶ短い石畳の道路だった。
まっすぐ西へ進めば上信州上田。六文銭の真田氏が里となるのは承知しているが、それよりも信州上田紬の織り手をしているチャンネル登録して見ているユーチューバーの工房があると心の道標に描かれている、、ここはその一本手前に来ているのだということを自覚し、りんご染め等の上田紬の生産されるまだ見ぬ風土に遠目に郷愁を抱いた、、、。そう逆に言えばその道路標識位しかそこをそれと示すランドマークもない、上品な町並みを壊す看板や施設もない。
地図ではゴルフクラブが多いらしいがゴルフに無関係な私には有ってないようなものだ。
上田方面に背を向けて石畳へのニアピンカーブを曲がると一本北の林道と並行して両脇に民家のある石畳の道にチラホラ観光客らしい歩行者が歩いているが、歩道もなく、ショップやレストラン、宿等も皆無。大内宿とは大違いだ。
中山道をゆく旅人が流離っていた様子は4時に閉まる追分宿歴史館の案内図では絵画によりやや想像かのうだが、脚絆にたくし上げた裾短に旅姿で往来する人々の姿は、軽井沢宿にも沓掛宿にも追分宿にも、彷彿とさせる手掛かりさえない。
逆にそれが想像を逞しくし、軽井沢駅の北西に車でゆっくり30分位のかなり広いエリアに、その一帯こそが旧軽井沢、奥深い山間の別荘地の入口にある、かなり広い無料町営駐車場に降り立つと、側屋小山と追分宿の地図、文学者の歌碑が建っている丘の麓に面する清流の小川のせせらぎも合わせて見学できる。
何もないので本当に小さい流れだがこのようなところがあるだけでとても有り難みを感じる。車が駐めれて降りられて良かった。無料町営というところに歓迎されている感じを得た。
 彷徨うと不動産物件情報の立て看板があり、550平米8800万等別荘地の販売情報が掲示されていて、住居用の販売物件も豊富だった。那須等もそうだが軽井沢にもチラホラ通り沿いに空き地があり販売物件として管理されている。
黒たまごの箱根と違って山深いためかお高い為か、箱根では多い多国籍観光客も、ここ旧軽井沢通りでは皆無だ。自然以外何もない。
最近都市部では外国人受け入れの緩和やポストコロナの日本人気で外国人で大勢な印象があるが、ここはまだそうではないらしい。
東京から新幹線で軽井沢駅まで1時間で5千円らしい。
駅前にはアウトレットなのかかなり大きなショッピング施設もあるらしく降りたら3度は都内より涼しく森林浴の恩恵にも預かれる。暑いと言ってクーラーで過ごすのもいいが、たまには軽井沢まで散策にでかけて夕涼みというのも健康的だ。ショッピングが好きなら駅前だけで日帰りしてみ、受け入れ体制は整っている風情だった。ただ温泉等はない。宿泊すれば浅間山が噴煙をあげている様子が間近にみえるのだから、温泉もあるのだろうが立ち寄り温泉のようなものも見当たらない、とても上品な美しい街だいえる。
生活者や別荘地のためにマーケットや西松屋、カインズホームセンター、などが控えめに点在している。妙義山と浅間山に挟まれて、マイナスイオンが充満している為か林道の風を車窓から浴びるとウトウトし始めアルファ波が出てきた。ジョギングしているひともいる。
その時雨が降り始め、パラパラと優しく窓を叩く雨音に、秋が一層深まっていく瞬間に遭遇し自宅周辺では降ってなかったらしい涼しい雨に感謝した。
クラブツーリズムで今秋から中山道69次を歩いて巡るツアーがは30数回に分けて企画されていたが、5万円以上とかなり高額参加費用だったが、軽井沢宿辺りの遠い所拠点とする回になると現地集合プランもあるようだ。
東海道新幹線と並行しよく利用するので、ルートも想像がつくが、中山道方面69次と距離も長く、関ヶ原等の雪の難所も通り、人馬も凍え死ぬ碓氷峠など接待所も設けられる場合もあったようだ。まだ馴染みがないので今は無理だが、昔に思いを馳せつつ歩いて日本橋から京都三条大橋まで行って見るのも健脚の輩と道すがら楽しそうだ。
9月10月の行楽シーズンになると何処も混雑するので早めにハイキングルートを抑えておくのが得策だ。クラブツーリズムと無関係で利用したこともないが、一回限りの参加も出来るようなので団体行動が苦にならない方には森林をヲーキングがてら軽あたりはおすすめだ。
参勤交代で大量の宿泊施設が必要だった際に、3つの宿場が続けて近くに3つ有ると分散できて都合が良かったのかもしれない。
ほかにレイクガーデンについてかき足りない項目もあるが、また別にしるしたい。
思い出すことで二度涼しい軽井沢ドライブについてでした。
有難う御座いました。









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