トロムソ大学での活動開始 第一週目
ノルウェーは、1月26日に再び海外からの渡航者の入国を禁止を発表、さらにオスロを中心とした南の都市部に緊急事態宣言を出しました。そのために、市内はゴーストタウン化しているとTVで報道されていました。 幸いにも北部のトロムソは、コロナ禍の大きな影響もなく日常の生活がなされています。 私は、10日間の検疫隔離生活の後、日本で予約しておいた1ヶ月の仮のアパートに移り、今週の月曜日から大学に通い始めました。ここからはバス一本で行くことができ、バスの定期を買い、フィヨルドと雪山を望む二十分間のバス通勤を楽しんでいます。
UiTは各学科でコロナ対応を任されているようで、私が今回籍を置かせていただくことになったFaculty of Humanities, Social Science and Education の棟は出入りが自由となっています。
その中の、サーメ研究センターは常時7−8名の教職者、ポスドク、ドクターの学生たちがいます。延べ約20名弱のメンバーで構成された小さなラボです。お昼は、各自お弁当を持って来て皆で集まって食べています。こんなところは、非常に日本的だなと変に感心しています。共通言語は英語ですが、ノルウェー人だけが集まっているとノルウェー語が飛び交っています。言語の壁などでめんどくさいなーと思いながらも、毎日談話室で緊張しながら皆の話をフンフンと聞いています。
コロナ禍の影響で、トロムソの警察でレジデンスカードを交付してもらう手続きが3月に入ってからでないとできず、それまでは、大学でのいろいろな手続きが進まず、結構ストレスですが、毎日ひとつずつ何かができるようになればOK!とのんびり構えています。
少なくとも、研究室がもらえ、物置状態だったその研究室の大掃除ができ(前任者たちの置き土産!履き古した靴やセーター!書類やバインダーの山‥全て破棄!)モバイルプリンターが使えるようになり、仮の図書館のカードを確保し、UiTのメールアドレスも開設できるようになりました。
何もかもが手探りで、おまけに、大学の手続きは全てURLから自分でネットで申し込みをしなくてはならず、(私と同年代の事務の女性もITはあまり得意ではなく、自力でやるしかない)、何度もエラーの画面に絶望しながらのスタートでした。でも、それだけ、タスクが成功した時の喜びは大きく、「よくやったと!」自分が愛おしく!
そして、ようやく週末を迎えました‥。
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