黄昏

この時間というのは否が応でも
知らされていく

寂しさや哀しさを超えて
どんよりとした重たい感情を
持つ空気や匂い、空間を感じながら

何もないわたしに
同じく何もない時間が
覆い被さる瞬間と

それを慰めてくれる暖かな光
暖かいけれどずっしりと感じられる

どうしようもない気持ちの行き場を
黄昏の時間は私たちに与えてくれている

あぁ、きっとまた同じように思う瞬間が
この先も何度も訪れるのだろうと
悲観的になる、哀れなことよ

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