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「空気を読まない正確な温度計」を買った

他人を優先すること=「空気を読む」ではない。byGoogle検索


「ね、ここはみんなで仲良くさ、ね!」

って心にもないことを言っている。

昔から、過敏症、共感性能高め、HSP気味の私は、自分の本音より、雰囲気や空気を優先してきた。

相手が傷つくかもしれない。

そう考えると、当たり障りのない、薄っぺらい言葉が口を突いて出てくる。
言いながら眩暈と頭痛がする。薄ら寒い悪寒がする。

そんなことを続けていると、なにも主義主張がない人として周囲から認定され、つまらない人としての烙印を押される。満開の桜が咲いた満場一致だ。つまらない比喩だ。

なにも悪いことをしていない。

なにも悪いことを言っていない。

なのに、なぜ。そんな目でみるの。

そして、私は、空気を読まない正確な温度計を買った。

もう読めないから気を遣わなくていい。
(というか元から読めてないんだけどね)

ずっとほしかった誰にでもぱっとみで分かる温度計。

あんたのギャグ、つまんね。

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注:この話はファクトに基づいたあれです。登場する独り言・あいつら・名称等は、すべて事実にあったことかもしれない妄想で、現実との境界はみんなの裁量に委ねられております。

#MouMa #妄想 #妄想商品 #フィクション