アイデアを生み出すためには“必死に考えて休む”ようにしよう
こんにちは!
今回は「アイデアを生み出すためには“必死に考えて休む”ようにしよう」についてお話します。
アイデアを生み出す方法は、先人たちがいくつも公開しています。ノーベル文学賞を受賞したバートランド・ラッセル氏もその一人です。
ラッセル氏はこう述べています。
つまり、“真剣にアイデアを考えたあとは、一旦思考をやめて日常生活に戻る。脳が休憩している間に、潜在意識をフル活用し、新しいアイデアを生み出している”ということです。
“アルキメデスの原理”で有名な古代ギリシャの科学者・アルキメデスも同じです。
あるときアルキメデスは、シラクサの王から「この王冠が本当に純金でできているかどうかを調べよ」と命じられます。王冠の密度を調べれば一目瞭然です。しかしそのためには、王冠を熱で溶かして体積が計算できる形状にしなければいけません。大切な王冠を壊すことなく調べるためには、新しい計算方法を生み出さないといけませんでした。
アルキメデスは、あらゆる方法を必死で考えました。けれどなかなか良いアイデアは浮かびません。アイデア発想に行き詰まった彼は、気分転換でお風呂につかります。彼は浴槽からあふれる水を見て、突然アイデアが閃いたのです。
このときに閃いたアイデアとは、水を満たした容器に王冠と同量の金を交互に入れ、あふれ出した水の量をくらべることで、王冠が純金かどうか調べられるということです。
アイデアが閃いたアルキメデスは「Eureka!(わかったぞ!)」と叫びながら、裸のままシラクサの街を駆け回った・・・というのが、彼の有名なエピソードです。
このように必死に考えた後で、ボーッとする時間を作ることがアイデアづくりでは効果的だということです。
ジェームス・W・ヤング氏は、アイデアのつくりかたの中のアイデア発想を5段階のプロセスに分けられるといいます。
そしてアンドリー・セドニエフ氏は、IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップの中では、上記プロセスをより深掘りした「考えて休む」というテクニックを紹介しています。
■「考えて休む」の4つのステップ
①
最初のステップで、アイデアを生み出すだけでなく、どんなアイデアが必要なのかを潜在意識に知らせます。
まずは、解決したい問題についてできるだけ一生懸命考えます。時間は、30分または60分、あるいは数時間。アイデアの内容はばかげた内容でも問題ありません。浮かんだアイデアをメモ帳に全て書き留めましょう。
②
①の数時間以内によいアイデア(解決策)が出ない場合には、解決したい問題を忘れて日常生活に戻ります。
③
潜在意識で、よいアイデア(解決策)をずっと考え続けています。
※このとき自然とアイデアが浮かんできた時には、いつどこにいようとも書きとめるようにしましょう
④
解決したい問題について、2~5分程度たまに考えましょう。この間で、新しいアイデアを生み出すだけでなく、創造的な右脳で自分が問題について意識的に考えていないときでも活発的に考えさせることができるようになります。
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