世界の山火事と対策


温暖化現象の現れとして世界で山火事が増えており、今後もこの動きは続くでしょう。

対策として一つ提案をしたいと思います。それは森林の間に広い道路を網の目のように通すことです。大きな森林についてはその中に幅100m超(30m樹木が生えているとすると100mあれば倒れても反対側に届かないだろうと考えて想定)くらいの防火道路を縦横に作ることはできないでしょうか? 防火帯についてはすでに設置している森林も多いと想像しますが、原生林には手がついていないのではないでしょうか? 又、現在あっても道幅が狭いのではないでしょうか?

防火帯という道路を作るのは舗装道路を作るということではなく、木を伐採し延焼を防ぐスペースを作るということです。その間に貯水池を作れれば尚良い。網の目のような防火帯、費用や交渉の時間を考えれば大きなプロジェクトです。まずは既存の防火帯の幅を広げるところから始め、網の目は効果を見ながら増やしていけば良いと思います。

現在起きているような大規模な火災の場合には飛行機から消火剤を撒いても焼け石に水で延焼を止めることはほぼ不可能。火災が発生してから木を伐採しても追いつかない。あらかじめ木を伐採し十分な幅の防火道路(防火帯)を作れば延焼を防ぎやすくなるし消防活動もやりやすくなるでしょう。

特に、住宅地近くでは宅地を取り巻くようにこのような防火帯を作ることが必須でしょう。

幅100メートルというと驚くかもしれませんが、広大な原野の中では大した幅ではありません。森林の伐採・植林計画と合わせて計画を立案するのが効率的でしょう。またこの道は今後伐採した木材を運搬するためにも便利に使えます。その工事は大変な工事となるでしょうが、森林を守る効果を考えれば躊躇すべきではないのでは。森林を失うことはさらに温暖化を早めることになるからです。

温暖化を止めることはほぼ不可能になりつつあります。毎年“かつてない猛暑、かつてない大規模火災、かつてない洪水・・・”と状況は深刻になるばかり。

思い切った対策が望まれます。