防災担当大臣の顔がわかりますか?
災害が起こるたびに不思議の思うことがあります。それは防災担当大臣が誰だかわからないことです。T Vに映るのは閣議で各大臣に指示を出す総理大臣の姿だけなのです。防災担当大臣が各省庁に協力要請を出し、それを総理大臣が追認、オーソライズするというのがあるべき姿では?
スケールが違いますが、企業では消防法に基づいて消防署で専門知識を学んだ防火管理者が消防(防災)計画を立てて消防署へ届け出るとともに、社内各部門へ徹底を図ります。そして問題が発生すると総指揮を取ります。会社の備えに法的な問題があれば、法的には代表取締役が責任を取ります。国のレベルではこれが防災担当大臣と総理大臣の役割となるのではないでしょうか?
防災は片手間に行うことではありません。また災害が発生する前に、災害を未然に防ぐ、被害を最小限にとどめるための仕事は山ほどあるはずです。そして専門知識を必要とし、学術専門家や地方自治体との情報交換、各省庁との交渉、又消防組織を通じての各企業や住民との連絡も欠かせません。
石破新総理には是非この点を早急にご検討いただきたいと考えます。