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育児に没頭する安心感の話

いつ毎日更新が断たれるかなと
思っていたが、
9月2日の夜にそれはやってきた。
二人目の妊娠がわかるやいなや、
間髪入れずにやってきたつわりによって、
すさまじい吐き気と睡魔とに襲われた私は、
noteの更新が出来ないまま
眠ってしまったのである。
それなりにショックではあったが、
今となってはもうどうでも良い。

子供を産み、育てていると、
不思議とあの焦燥感がない。
あの焦燥感とは、
大学時代の長い春休みや、
フリーターや会社員をしていた頃に、
私を散々苦しめた
「自分はこれで良いのだろうか」という
漠然とした焦りの感情である。

何かした方が良い気がしている。
しかし焦燥に駆られるばかりで、
何に取り掛かれば良いのかわからない。
何をしていても間違っているような
気がする。
他の人たちはもっと
有意義な経験をしているように見える。
こんなようなことを日がな一日
ずっと考えていた。

20代の10年間を今になって振り返り、
こんな焦りに気を取られ、
自身の行く末を案じていたわりに、
無為な時間の使い方をしたと
後悔することが多い。
空回りしていた。

子供が出来れば
お腹で育む他ないし、
産めば世話をするしかない。
育児は至ってシンプルである。
加えて体力をも消耗するので
頭の中で空回りすることが減った。
このやるしかない状況は、
これで良いのだと力ずくで思わせる
パワーがある。
それが良いのか悪いのかはわからない。
ただ今の自分は安心の中にいる。

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