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ブラームスの室内楽の夕べ

今日は仕事が終わった後に宗次ホールへ行きました。
今日はブラームスの室内楽が3曲ですべて好きな曲です。

ブラームスの音楽は突き抜けて弧高の音楽ではなくて人と人が寄り添う人なつっこさがあります。
ベートーヴェンのような突き抜けた音楽は書けなかった。そこに到達できなかったのは性格のやさしさだと思う。それだからこそ心にしみるものがあり、また今の世の中で失われつつある人間のやさしさが感動的です。

⬛️ブラームス/ヴァイオリンソナタ第2番

アゴスティーニさんのヴァイオリンの渋味のある音色はブラームスにぴったりフィットします。練木さんのピアノが抑制が効いた演奏でアゴスティーニさんのヴァイオリンが引き立つすばらしいアンサンブルでした。
ブラームスのヴァイオリンソナタ第2番はいろいろな演奏家のコンサートを
聴いていますが、今日はまさに熟練の演奏でした。

⬛️ブラームス/チェロソナタ第2番

自分はチェロの音が好きで、ブラームスの2曲のチェロソナタは大好きです。花崎さんのチェロもまた熟練の魅力ですね。
この曲は第4楽章のフィナーレが人なつっこい旋律で大好きです。誰も好きになるようなメロディーだと思います。
素敵なチェロソナタの演奏でした。

⬛️ブラームス/ピアノ三重奏曲第2番

今日のメインディッシュです。
ブラームスの室内楽が大好きですが、その中でもピアノ三重奏曲第2番は特別で好き過ぎる曲です。

切ない切ないメロディーで哀愁がいっぱいだけど心温まる曲です。第1楽章から第4楽章まで鼻歌で歌えるぐらいにかなり聴いた曲です。すごいのは何度聴いても飽きることが無く、いつも新鮮な心で聴くことができます。

第1楽章、第2楽章とどんどん深みに入っていき、それが第4楽章で解放される感じになります。

3人の演奏がそれぞれすばらしく、見事なアンサンブルでした。ブラボーです。

アンコールにはピアノ三重奏曲第2番第3楽章のスケルツォをおかわりくんでした。
第3楽章を聴いてしまったら頭の中が第4楽章がぐるぐると回ります。第4楽章を心の中で鼻歌を歌いながら帰宅しました。

ブラームス3曲のコンサートは充実感いっぱいでした。👏👏👏👏👏


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