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第7回安城市交響楽団定期演奏会

今日は安城市交響楽団の定期演奏会へ行きました。安城市の地域活動として3年前に発足したオーケストラです。

B3リーグのアレイオンズ安城のトートバッグで行きました。残念ながらアレイオンズ安城は今シーズン終了後に活動停止になりますが、安城市交響楽団には末長い活動を期待しています。

安城市交響楽団の坂田代表の話がありましたが、安城市交響楽団は未来に残すために結成したという話をしていました。未来に残せるように自分たちも応援しなければと多います。それはサッカーのFC刈谷やマルヤス岡崎も同じ話だと思っています。

今日はオールチャイコフスキープログラムでした。1812年が最初だと思っていましたが、1番最後でした。これにはサプライズがありました。交響曲第7番が最初でした。

⬛️チャイコフスキー/交響曲第7番

チャイコフスキーの交響曲は第6番までで、第7番は未完の交響曲です。
第1楽章は完成しているが、第2楽章と第4楽章はスケッチのみ、第3楽章はまったく無いという状況で、チャイコフスキーは感染症のコレラで亡くなったと言われます。自殺説もありますが、レストランの水を飲んでコレラにかかったというのが有力説です。
交響曲第6番では悲愴という表題がついて最後がしんみり終わり、交響曲第6番の初演の1週間後に亡くなったので交響曲第6番が遺書じゃないかとも言われます。

今日の交響曲第7番の演奏は第1楽章、第2楽章、第4楽章でした。第3楽章を復元した演奏のCDなんかもありますが、今回は第3楽章無しです。
第1楽章はエネルギッシュです。交響曲第4番に近い感じだと思います。第2楽章がこの曲のすばらしいところで、愛をテーマにした緩徐楽章。チャイコフスキー風の哀しいロマンではなくて瞑想的な感じです。その楽想に深く入り込みました。第4楽章は希望に満ちた祝典的なチャイコフスキーらしいかっこいいフィナーレでした。
未完のチャイコフスキー交響曲第7番、交響曲第6番の深い闇とは正反対な感じはしましたが、実際にチャイコフスキーがすべて第4楽章を書き上げたらどんな曲になっていただろうか。未完の交響曲第7番、楽しみました。

⬛️くるみ割り人形

有名な曲ですね。もらったくるみ割り人形をネズミにかじられそうになったのをスリッパでネズミを倒した話から始まってそのお礼の物語です。

個人的には金平糖の踊りとか葦笛の踊りとか小学校の音楽の授業の音楽鑑賞でおもしろい曲だなと思ったのが最初でした。
そして花のワルツ、あまりにも有名。チャイコフスキーで1番有名かもしれませんね。
チャイコフスキーのくるみ割り人形、組曲ですべて聴いて楽しかったです。

⬛️大序曲1812年

最初かと思った1812年が最後でした。
話はナポレオンのフランス軍がロシアに攻めこんで、ナポレオン軍が負けてロシアが大勝利するというのが1812年です。ナポレオンはベートーヴェンとチャイコフスキーという2人の大作曲家にディスられるということになります。

フランスのラ・マルセイエーズが弱まり、後半の大勝利へのクライマックスに行きます。
そこで安城学園の吹奏楽の生徒さんが舞台に入り、みんなで高らかに勝利を演じます。最高に高潮して演奏会が終わりました。これはサプライズです。1812を1番最後に持って行ったのはこれだったんだ。

楽しい楽しいチャイコフスキーを聴けました。

次の定期演奏会は7月だそうです。
ベートーヴェン交響曲第1番、ウェーバーのクラリネット協奏曲、シューマン交響曲第3番というオールドイツ音楽です。
サッカーのスケジュール次第になりますが、行ければ行きたいと思います。



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