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フィアールカ管弦楽団第3回演奏会

10月11日は愛知県芸術劇場コンサートホールでフィアールカ管弦楽団の演奏会へ行きました。

フィアールカはロシア語でスミレの花です。 黄色いスミレはグラズノフの「四季」の世界観をイメージしています。
フィアールカは四季オケという愛称があります。
前回の第2回はグラズノフのバレエ音楽の四季を演奏したそうです。

アマチュアオーケストラで結成したばかりのオーケストラですが、かなりのレベルの高い演奏します。800円という値段はお得です。

今日はグラズノフの交響曲第5番とリムスキー・コルサコフのシェエラザードです。
グラズノフとリムスキー・コルサコフは親友同士ということを音楽史上では言われますので、つながりのあるプログラム構成になっています。

指揮者が服部洋樹さん。安城市交響楽団など何回か聴いています。若手のマエストロです。
コンサートミストレスが吉田純那さん。シェエラザードではヴァイオリンソロがありますので、楽しみです。

■グラズノフ交響曲第5番

グラズノフというと美しい旋律が魅力で何曲か聴いたことあります。交響曲第5番もそのひとつです。チャイコフスキーやラフマニノフと比較するとマイナーにはなりますが、聴く価値のある作曲家です。

この曲はドイツロマン派のメンデルスゾーン、シューマン、ブラームスの音楽がベースでロシア色を出しています。

ドイツロマン派の構成なので聴きごたえがあり、クライマックスの最終楽章は民族音楽のリズムがたっぷりでグラズノフを聴いたという感じになりました。

結成したばかりのオーケストラと思えないぐらいレベルの高くてまとまりがあり、すばらしい演奏でした。
グラズノフ愛を感じました。グラズノフ音楽のとりこになりそうですね。

■リムスキー・コルサコフ/シェエラザード

こちらは超有名な曲で今まで5回ぐらい音楽ホールで聴いたことがあります。

この曲というと途中でタイガーマスクのエンディングテーマに似たメロディーが出てきます。タイガーマスクというと自分が小学校のときのヒーロー。エンディングテーマは孤児院がテーマになっており、子供のときに感激していました。
あのやさしさに憧れます。

このシェエラザードもやさしさと愛がテーマになってきます。

オーケストレーションと美しいメロディーが魅力です。
自由席でしたので1階席の前から10列めぐらいでオーケストラの各楽器が視覚的に見れました。
演奏会を音楽ホールで聴くというのは耳だけでなくて目でも楽しみます。

コンサートミストレスの吉田さんのヴァイオリンの音色にうっとりし、それに呼応するハープの音色が美しかったです。

素敵なシェエラザードを聴けました。

フィアールカ管弦楽団、すばらしい演奏会でした。また機会あれば聴きに行こうと思います。


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