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ドーリック弦楽四重奏団の演奏会

今日は朝からトラブル対応で休日出勤。
サッカー観戦の予定でしたが、断念しました。
トラブルが解決したので、午後にクラシック音楽のコンサートには行けることになりました。

元々行く予定では無かったのですが、宗次ホールのコンサート券がまだ1万2千円分あったので、それを利用して行きました。

ドーリック弦楽四重奏団はコロナ禍前の4年前にも宗次ホールでの演奏会ありましたが、そのときは仕事で行けませんでした。
今回もサッカーの予定を優先し、行くのを断念していました。
今日聴きに行けたのも縁ですね。

会場では中古CD販売が行われていてメロス弦楽四重奏団のモーツァルト弦楽五重奏曲第5番、第6番のCDを購入しました、。500円です。
モーツァルトの弦楽五重奏曲は第3番と第4番が有名ですが、第5番と第6番は深い味わいあって晩年のモーツァルトの魅力があるんですね。

今日の曲目はベートーヴェン、ベルク、スメタナです。予定変更で突発的に行ったので、何も予習しないで聴きに行きました。

■ベートーヴェン弦楽四重奏曲第2番

今日の3曲の中では1番かわいい音楽かもしれません。というと斬新なものを求めてきたベートーヴェンに怒られるかもしれません。

ハイドンの弦楽四重奏曲の延長上の曲で、ハイドンの音楽のエッセンスを引き継いだ曲ですね。
内面もすばらしいけど、外面もいろいろ楽しめる曲だなと思います。

フィナーレが怒涛の前進。ハイドンの弦楽四重奏曲第79番のフィナーレと似ているけど、熱く楽しく前進していくのが楽しいです。

■ベルク弦楽四重奏曲

古典派の音楽から現代音楽に飛びます。
みんな大好き現代音楽ですね。

彼女との結婚を彼女の父親に反対されるという苦悩の音楽とのことです。後にめでたく結婚することになるみたいですが、この曲には内面の苦悩が書かれています。
音楽的には斬新で、シェーンベルクやウェーベルンの曲のように新ウィーン楽派の音楽です。

シェーンベルクもウェーベルンもロマン派の音楽は完全否定していませんが、ベルクの方がさらに内面の音楽をさらしている感じですね。

新ウィーン楽派の音楽は切れ味が鋭いので、個人的には好きです。演奏会で聴いても緊迫感がすごくてそこが楽しめますね。
みんな大好き現代音楽というけど、みんな現代音楽は好きだと思います。

ベルクの弦楽四重奏曲、すばらしかったです。

■スメタナ弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」

第1楽章の冒頭のヴィオラの音の響きがすばらしかったです。ヴィオラのエレーネ・クレマンさん、ブリテンが利用したヴィオラ楽器を貸与しているとのことです。

前の2曲よりもギアが上がった感じで、今まで聴いたことが無いぐらいのすばらしいスメタナの演奏でした。

第2楽章のポルカもすばらしかったです。
そして第3楽章の初恋の少女(後の妻となる少女)との思い出の緩徐楽章。すばらしかったです。
ただ第4楽章では思い出ではなくて現実が出てきます。最後は寂しく曲が終わります。

すごい演奏だったですね。世界的に活躍する弦楽四重奏団の演奏に接しました。

アンコールにはハイドン弦楽四重奏曲第48番第2楽章でした。夢という副題がついた緩徐楽章です。ハイドンもいいですね。

さらにドーリック弦楽四重奏団のメンデルスゾーン弦楽五重奏曲第1番と第2番のCDを購入。
4人にサインしてもらいました。
サイン会、久しぶりでしたね。

過去にはいろいろな弦楽四重奏団からサインをもらったことありますが、サイン会はなつかしいです。
メンデルスゾーンの弦楽五重奏曲のCD、なかなか良かったです。ドーリック弦楽四重奏団ならではの音の響きと曲の解釈があって、メンデルスゾーン弦楽五重奏曲はますます好きになりますね。

最後に麺(デルスゾーン)活動です。
宗次ホールの近くの横浜家系ラーメン丸岡商店でネギ塩ラーメン。
横浜に住んでいたものとしては横浜家系ラーメンはたまに食べたくなります。

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