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セントラル愛知交響楽団定期演奏会第204回

今日は仕事を定時で終わらせることができたので、セントラル愛知交響楽団の定期演奏会へ行きました。

しらかわホールで定期演奏会をやっていましたが、しらかわホール閉館のために愛知芸術劇場コンサートホールが主になります。

名古屋シティ管弦楽団のときは愛知芸術劇場コンサートホールで定期演奏会をやっており、サン・サーンスの交響曲第3番のオルガン付きやモーツァルトのレクイエムなど何度か聴いたことがあります。
30年ぐらい前のことです。
セントラル愛知交響楽団になってからはほとんどしらかわホールになったと思います。

今日はシベリウスの2曲です。
辻󠄀彩奈さんのヴァイオリンソロでのシベリウスのヴァイオリン協奏曲がお目当てです。
辻󠄀彩奈さんのヴァイオリンソロは名古屋フィルと共演したシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第2番は感動的なすばらしさでした。

■シベリウス/ヴァイオリン協奏曲

個人的な好きな3大ヴァイオリン協奏曲というと、ブラームス、エルガー、シベリウスです。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲、大好きな曲です。

10カ月前に北川千紗さんのヴァイオリンと中部フィルでこの曲を聴いています。北川さんのヴァイオリンすばらしく、去年に聴いた中で印象に残った演奏会です。

辻󠄀彩奈さんのヴァイオリンの音色がすばらしく、最初のフレーズの演奏から引き込まれました。
そして第1楽章のカデンツァ、カデンツァから復帰のオーケストラの部分、すばらしいですね。

エルガーのヴァイオリン協奏曲もそうですが、ヴァイオリンソロとオーケストラが対等にやり合うところが好きで、ソリストとオーケストラのお互いの呼吸がすばらしいです。

第3楽章の民族舞曲の前進の部分もすばらしく、
最後まで熱い魂の演奏でした。

演奏後に辻󠄀彩奈さんが体調悪くして心配しましたが、この後の交響曲第2番が終わった後に舞台に元気な姿を見せたときは良かったと思いました。

自分はスポーツ好きですが、クラシック音楽の演奏者ってアスリート並みに体力を使いますね。演奏後に息を切らしたりする姿を見たりしますが、終わった後の笑顔ってアスリートと変わらないものがありますね。

やり切ったすばらしい演奏でした。

■シベリウス交響曲第2番

この曲は久しぶりに聴きました。
冒頭の部分を聴くと、シベリウスの交響曲第2番来たって感じになります。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴いた後で聴くといろいろ似ているところがあるなと感じます。

この曲は第2楽章がいいですね。
静寂で美しい音楽で、緊張感があり、中身の濃い音楽ですね。
すばらしかったです。

クライマックスは第4楽章ですね。
第3楽章のスケルツォ楽章が第4楽章の前兆になっており、第4楽章に入り、あの有名な歓喜のフレーズが羽ばたきます。
第4楽章、感動の演奏でした。

すばらしい演奏会でした。
空席が多かったのが残念でした。
クラシック音楽の公演はたくさんあり、コロナ禍も過ぎて海外のオーケストラや演奏家もたくさん来日しています。
選択肢は多いですが、その中でも今日の演奏会はお奨めのすごい演奏だったと思います。





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