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パトス四重奏団のコンサート

今日は宗次ホールへ行きました。
今年の初クラシック音楽コンサートになります。
パトス四重奏団はピアノ四重奏曲編成になります。ピアノ四重奏曲というとぱっと思いつくのはモーツァルト2曲、フォーレ2曲、ブラームス3曲、シューマンがあります。マーラーもあります。

去年から気になっていたコンサートなので、今日は当日券狙いで宗次ホールへ行きました。
モーツァルト、マルティヌー、ブラームスという組み合わせになります。
モーツァルト第1番とブラームス第3番はCDも持っていて過去にコンサートでも聴いたことがある曲です。
マルティヌーは2カ月前にコンサートで弦楽四重奏曲第2番を聴きましたが、ピアノ四重奏曲第1番は初めてです。

⬛️モーツァルト/ピアノ四重奏曲第1番

モーツァルトでト短調の曲というと交響曲第40番、交響曲第25番、弦楽五重奏曲第4番がありますが、ピアノ四重奏曲第1番もあります。
ただし交響曲第40番とか弦楽五重奏曲第4番のような寒々した哀愁という感じはなくて愉しい曲だなと思っています。
今日は前から3列めという好位置で聴きましたが、モーツァルト愉しかったです。室内楽を近くで聴くのはいいですね。楽器同士の会話が室内楽は楽しいと思うので満喫しました。
パトス四重奏団の演奏がすばらしかったです。

⬛️マルティヌー/ピアノ四重奏曲第1番

この曲は今日初めて聴きました。
最初の不協和音がインパクトありますね。開始1分でとりこになりました。
マルティヌーという作曲家はあまり聴いたことがないのですが、ゲゲゲの現代音楽とロマン派音楽の折衷ぐらいな感じで、バルトークやヤナーチェクやシマノフスキの世代かなと思います。

第2楽章がすごい美しい旋律で深く入り込みますね。不協和音のトゲの部分と美しい薔薇の部分と両方あり、それが曲全体を魅力的なものにしています。
マルティヌーのピアノ四重奏曲第1番、大変すばらしかったです。
個人的にはお気に入りの曲でした。
また聴いてみたいです。

⬛️ブラームス/ピアノ四重奏曲第3番

ブラームスにはピアノ四重奏曲が3つあります。3曲ともそれぞれに好きです。
第3番は暗く暗く入ってさらに暗く入ります。でも暗いけど温かい。
温かい心にしみてきます。
交響曲でいうと第4番に近い感じで交響曲第4番のメロディーも断片的に出てきます。

ブラームスの室内楽は素敵だと思います。特にピアノ付きの室内楽は絶品だと思います。
第1楽章から第4楽章まで楽しめました。演奏が終わったときには心にじーんと来て、あまりのすばらしさに涙が出そうになりました。

そしてアンコールが第3楽章がおかわりくんでした。第3楽章のアンダンテの冒頭のチェロが魅力的ですばらしいです。第3楽章を聴くと第4楽章のフレーズが頭の中でぐるぐるします。すばらしいアンコールでした。

今日は写真撮影タイム、何とか間に合ったのでパシャリしました。
また名古屋公演がありましたらまた聴きに行きたいと思います。



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