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何者でもない私の読書日記

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何者てもない私が読んだ本たち。
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2018年7月の記事一覧

「わたしの茶の間」感想

沢村貞子著「わたしの茶の間」を読みました。
役者業・主婦業・その両立・下町の粋・おしゃれ・戦前〜戦中の話などが、多数収録されている短いエッセイの中にちりばめられ、私の祖母より年上にも関わらず先進的な考えも垣間見え、今いらっしゃったとしても違和感はないのではないかと思いました。

多数あるタイトルの中で特に気に入ったのが「小さな内裏びな」。
家庭教師の仕事をながら、学費を捻出し通っていた女学校時代に

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