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ハイブラバッグが欲しい時、本当に手に入れたいのはバッグじゃなくて「誰にでもハイブラとわかるバッグを持っている貧乏人に見えない私」なんだよね【マイルール#2】

みんなー、聞いて!
貯金が底をついた!

貯金が、底をついた!!!

理由は色々あって。
まずこないだ大きめの出費をして、残高が30万くらいになっていた。
さらに出張費で6万くらい建て替えたことや、ふるさと納税や、旅行代金の支払いでカード出費が18万円になった。

そして楽天証券の分散投資の設定をミスって、7万円も証券口座に移動してしまった。

さらにさらに、先週「鼻中隔湾曲症」の手術をして、7万円の支払いがあった。(限度額医療制度がなければ支払い30万円で即死だった。生まれて初めてマイナンバーカードを便利だと思った…)

そんなわけで支払いが重なり、預金残高、680円。あと財布に20円。

スタバでフラペーチーノを買ったら終わる金額が、今私が使えるお金の全て。
そんな状況で所用でコンビニに入ったらさ、目に入っちゃったんだよね…。

雪見だいふく。

はっきり言って、私は全然お菓子を食べない。
アイスだって食べたいと思って食べるのは本当に年に1回や2回程度。
我慢とかではなく、別にそこまで食べたいと思わないだけ。

でも、手持ちが680円になった瞬間に、「食べたいな…」って思っちゃったんだよね。
いやいやダメダメ。180円もするのにそんなことしたら終わる、と自分に言い聞かせて通り過ぎて、次に目に入ったのはコンビニスイーツ。
こちらは一個320円くらいする。
チョコクリームが包まれたケーキ。
買ってしまおうか、ちょっと本気で立ち止まって考えた。

もう一回言うけど、本当に私は普段お菓子を食べない。
アルフォートは12枚中の1枚で満足できるし、ケーキも1口・2口で満足できる。

そのくせ、残高680円になった瞬間に、いつもは見向きもしない180円のアイスや320円のスイーツが食べたくなった。
残高が30万円ある私なら「甘いものちょっと食べたいかもなー。まあいいや。家帰ってココアでも飲むか」で通り過ぎていたはずなのに!

これ、本当に不思議な現象だと思った。
同時に、危ない現象だとも思う。

だってそこにあるのは、「甘いものが食べたい」という純粋な欲求だけではないから。
「手に入らないと思うことで余計に欲しくなる」という心理が、私の「甘いものが食べたいかも」という些細な欲求を増幅させて、全財産の半分を使わせようとしている。

でも思い返すと、この現象って日常の色々な場面で感じているな、と思う。

例えば残高40万円くらいの時は、ブランドバッグが欲しいと思っていた。
セリーヌのラゲージとか、レディディオールとか。
やたらベージュ色のインスタを更新している、金持ちなんだかラウンジ嬢なんだかよくわからないアカウントの人たちがこぞって持ってるアレね。

でも実際問題、私の残高が30億円だったとして、それでわざわざレディディオールを買うか?と考えると…

多分、買わないだろうな。

残高30万円の私が本当に欲しがっているのは、「誰にでもハイブラとわかるバッグを持っている貧乏人に見えない私」であって
残高30億円のお金持ちになったら、実用性とデザインを重視した理想のバッグをオーダーメイドで作ると思う。

こういう心理、なんて言うんだろう?と調べてみたところ、「心理的リアクタンス」と言うらしい。

私たちは、何かに自分の行動の自由を脅かされたり、実際に自由を奪われたと感じたとき、その自由を回復するように強く動機づけられます。 この動機づけられた状態を心理的リアクタンスと言います。

つまり
「自由に使えるお金が少ない」と思うと、「お金を自由にたくさん使いたい」という気持ちが強くなるらしい。

怖っ!

「使いたいから欲しいもの」なのか、「手に入らないと思ったから欲しいもの」なのか、ちゃんと自分の心理状態を見極めなきゃいけないね。

ちなみに、コンビニで自分のこの心理状態に気がついたおかげで、
私の残高は680円を維持している。

はあー、給料日まで生きるぞ〜!

もし優しい富豪がこの記事を読んでたら、助けてください↓



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