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薬剤師として患者さん対応をし続けることがリスクだと思った理由を大公開!!

私は、人生の歩み方の中で決めていたことがあります。
それは、独立・起業して生きていくこと。
実際に薬剤師として13年程度働きました。
その上で感じたことをお伝えしていきます。

これはあくまでも私の例です。
そして、それが皆さんに当てはまるとは思って書いていません。
これが、今後薬剤師にお子さんがなろうとおもってらっしゃる方にも届き、
より自分らしい人生設計のお手伝いができることを願っています。

で、お送りしていきます。


1.定年までの人生設計

もともと、私は独立思考だったため、バイアスはかかっていると思います。
でも、独身時代は、お子さんがいる先輩は、週末にかけてお子さんの行事に参加するとか、子供が大きくなると、自分の趣味を見つけるとか。
(子供ができた今は、理解できるところもある)

仕事の予定、キャリアの計算はしやすいと思う。
でも、病院の機能を選んで入社しないと、できる仕事に制限がかかる可能性がある。
薬局の場合は、数年単位で、薬局の経営方針を変えていく薬局が多いため、経営方針に合致すれば、うまくキャリアを積んでいける。

自分に合う上司の元、勤務薬剤師としてのキャリアを計算して作っていければ問題ない。


2.定年までに出来るであろうことにワクワク出来るか?

「自分の未来は、自分の上司に近似する」
この言葉が、私の人生を変えてくれた。

色々な人生を擬似体験させて頂けた。
だからこそ言えること。
自己研鑽が、患者さんに繋がる働き方ばかりではないということ。

医療の中心は、患者さん。
薬剤師が生きる上で、制約は少なくはない。
組織の中に属したとして、満足できるかを一度自分で評価しても良いのでは?


3.給与のことを考えた

生涯賃金という考えに至るかもしれないので、こちらをお伝えしたい。

薬剤師は、市中病院の初任給は、年収400〜500万程度。
ボーナスはあるので、贅沢は仕切れないが、普通に生きていける。
夜勤などの手当も含めてと考えると、中堅以上にならないと、
給与は満足は出来ない可能性が高い。

調剤薬局になると、勤務薬局により給与はさまざま。
地域差も大きい。
400万〜600万程度。
こちらは給与が上がっていくことがあまりなく、
転職をすることで、スキルに合わせて都度自分の市場価値を把握していく必要がある。
ただし、契約時にいちばん確認しなければならないことは、退職金。
薬局によっては、退職金が無い場合もあるので、注意が必要。

薬剤師として経済的時自由を得ようと思ったら、ある程度独立は視野に入れるべき。

足るを知るといえど、計画的な人生設計が必要。


4.井の中の蛙?

医療職に限った話では無いかもしれない。
でも、薬剤師はもともと左脳派が大部分を占める。
つまり、石橋を叩いて叩いて行動しないこともある人が多い。
私も実はその1人。

病院時代は、外との繋がりなんか学会発表のみ。
メーカー主催勉強会に参加しても名刺交換をするわけでもなく。
懇親会に参加しても、外部の方と懇親するわけでもない。
よりによって、内々でご飯を食べるだけ。

今では勿体無いことしたな・・・。
と思うばかり。

外との関わり方も知らない。
断れたらどうしよう・・・。
と、その当時は怖かったんですよね。

営業経験もなければ、人生の目的も定まっていなかったから仕方のないこと。
薬剤師の資格があれば、社交性なんて必要ないと誤解もしていた。
これから独立するかどうかは置いておいて、
やりたいことがあれば、人との繋がりが人生の成功を左右する。

それに気付くのが早ければ早いほど、人生が変わるスピードも早くなる。


5.兼業・副業をどう考えるか?

薬剤師は、自分のスキルを磨くことが仕事だと思っている方が多い。
実際にスキルを磨くことは、嗅覚を磨くこと。
自分の中に、確固とした軸を定める。
反復行動→大量行動で、反射的に異常を察知する。
さらに行動することで、スキルが安定的に常時繰り出せるようになる。

そのために、自施設だけの経験ではあまりにも不足している。
病院薬剤師は、3年も続けていると、病態を把握することが十分にできるようになる。
その時点で、調剤薬局などでも勤務してみると良い。
このスキルを早く、安定して繰り出すための鍛錬ができるようになる。
病院薬剤師の空気感は、スピード感は劣ってしまう。
この点では、スキルをミックスして見るのも良いかと思われる。

勉強も経験も、適切な薬物治療を達成するために必要。
それが、薬剤師自身の身を守り、患者さんのためにも‘’ある程度は‘’なるから。
ただし、ここまで読んでもらえたら分かる通り、
時間を投資してスキルを磨く、職人気質の仕事。

この働き方では、先が見えている。
なぜか?
時間を投資して、お金を稼ぐという労働型収入から抜け出せないから。
医療職は、この壁を越える必要がある。
自分の生きたい人生は、どんな人生かを決めて、
副業・兼業を選択する必要が出てくる可能性がある。

これからの時代は特にそうだろう。


6.ながら投資の危険性

薬剤師の副業といえば、
「株式投資」「マンション投資」などのお金に、お金を稼いでもらう
という方法がほとんど。

でもこの方法、重大な問題を秘めているんです。
原資がどこにあるか。
これは給与。

つまり、株式投資の場合、複利の法則を活用すべき点からすると、
原資が給与だけだと、心許ない。
勤務中は、自分で確認することも出来ない。
したがって、投資の効果は、そこまで大きくない。

勤務医にせよ、薬剤師にせよ、
これらの投資をすべき時は必ず来る。
だから、それをいつから始めるかを検討すべきだ。
自分にとって最も効果的な時期を検討すべき。


まとめ
① 定年後の人生が限られてしまう。
②人生でできることの幅に限界がある。(スケールさせられない)
③ 給与面は、これからの時代、やや難あり。薬剤師にとって病院薬剤師一強の時代が来る。
④交友関係の幅が拡がらない。
⑤ライフシフトさせるなら、絶対に兼業がおすすめ。
⑥中途半端に投資してお金を増やすよりも、起業して元手を増やした方が効果的。

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