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夫好き妻が夫を嫌いになりかけた話

久しぶりの投稿です。
先日、Twitterに流そうと書き始めたけど、あまりに長くなったので、途中でやめて、久しぶりのnote。

我が家は、夫が単身赴任中で、子供と母だけで暮らすこのスタイルももう6年になりました。
上の子が生後5ヶ月から夫は海外に赴いて、この6年の間に、私は、育休からの復職を2回はたし、フルタイムで仕事しています。

私は、夫くん大好きなタイプで、比較的仲良し夫婦だと思うのですが、夏を迎えようとするころ、私が精神的に夫との離別の道に進みそうになったことがありまして、ちょっと文章にしてみようと思います。
誰も興味ないとは思うけどw、今となってはすっきり昇華できたので、書いて成仏させる。

もしかしたら、似たようは境遇の方やパートナーとの関係性に心当たりのある方には、楽しめるかも。

私なりのSOS

私は、今年の4月、秋生まれの下の子の育休から復職したのですが、子供2人を抱えて生活するのは、やはり大変で。
相当大変だろうなぁと思ってはいたけど、やってみたらやはり本当に大変だったw

上の子は、6歳になればできることも増え、コミュニケーションもとれるので、楽になることもありますが、6歳には6歳なりの難しさもある。
0歳の下の子は、はいはいにつたい歩きにと日に日に発達して、あれ食べたいだのそれ触らせろだのと意志がはっきりし始めて、最も大変な時期に突入しました。

4月からは、子供達の世話に片付けや翌日の準備に追われ、子供達と寝落ちしてはまた怒涛の朝が訪れる。
子供が1人だった頃に比べて、夜静かに自分の時間を楽しむことも減りました。
正直、「お願い少しでいいから私を解放して・・」と思うことも。

私は、これは大変だという危機感で、夫に「前よりもめっちゃ大変。限界が近づいてきてる」と何度か呟いたのでした。

それでも自分都合だけで動く夫に引いた

8月頭には休暇で一時帰国する予定だと言ってくれていたので、それまでなんとか頑張ろうと過ごしていたある日。

時期が近づいてきたにも関わらず、飛行機のチケットを取った様子がなく、日にちの連絡もないので、夫に、
「いつ帰国するの?チケット取れた?」と聞いたところ、

夫「ちょっと仕事的に8月頭は無理そうで。8月後半になりそう〜」とのんきな返信。

些細な会話に見えるけど、このとき私はショックを受けました。

私は、なんとか次の夫の帰国まで乗り切ろうと踏ん張っていたし、上の子が「パパに会いたい」と情緒不安定になってるのを、8月頭には帰国するからそれまで頑張ろうね、また会えるからねとなだめてなんとか落ち着いたのも話してた。

なのに。
その時期がずれることになんの危機感もないんだ?
家族で一緒に過ごす時間に対して、私から聞くまでリスケになるのを教えてくれない程度の気持ちなんだ?
そう思い知らされた時は、絶望感に近いがっかりでした。

この瞬間、私、サーーーーっと夫から引いてしまったんですね。

夫とのコミュケーションが嫌になってしまった

この時、本当大げさだけど、私の精神的な支えになってくれてた夫が蒸発したかのように消えてしまって、夫とコミュニケーションを取るのが不快になってしまった。

私は、長い単身赴任生活で、夫と子供達に隔たりができないよう、夫との情報共有やコミュニケーションには気をつけてきました。
子供達との出来事やちょっとした会話、成長に感じた出来事や、親子で揉めてしまった出来事、など些細なことも日々、夫にシェアしつつ、
定期的に子供たちも含めて電話したり、夫婦で相談できることは私1人で決められることでもあえて夫婦で相談するようにしたり、実際にこのときまではいい感じだったと思う。

けど、もうすっかり、そんな気は起きないメンタルに。
自分でもなぜかわからないまま、ただとにかくモヤモヤして、楽しく夫と会話できなくなってしまって、これってもしかして愛情がなくなったってことなのかなぁなんて思うほどだったんですが、
明らかに夫に対する愛情にヒビが入っていたので、とはいえ目の前の生活もあり、まずは自分たちの生活に専念しようと、夫には、悪いけど自分たちの生活に専念させてと連絡。

そして、一週間ほど、私からは全く連絡しない日々が続きました。

その間、いろいろと考えて、自分は何が嫌だったのか、夫にどうして欲しかったのか、私はどうすべきだったのか、ぐるぐる考えました。

そして、とにかく、自分の気持ちや考えたことを話し合わないとと思って、なんとか人に話せるところまで気持ちの整理をしたのでした。

SOSを受け取って欲しかった

気持ちの整理がついて、冷静になれてから、夫と話し合ったのですが、まずはなにが自分は辛かったのか、夫の反応にどういう気持ちになったのか、を話しました。

「限界が近い」と何度か言ったのは、私なりのSOSであり、ちゃんと受け取って欲しかった。

いつも「ありがとう」と感謝してくれているし、それも大事なことには変わりないけど、「これまでより大変だ、結構しんどい」と訴えても、いつも通りのコミュニケーションだけではなにも変わらないと同じで、SOSを受け取ってもらえなかったという気持ちになる。

SOSを出しても、あなたがなにも変わらなかったら、その先あなたにあるのは、あなたなしで限界を過ぎた後の事後報告だけ。
それは、私1人で乗り切った結果あなたはそばにいてもらわなくていいと言う離別の申し出か、乗り越えらなかったから心身を壊してしまった病気の診断のどっちかよ。

SOSをスルーされたままだったら、私はそのどっちかの道を進むことになる。
私がもし、離婚しようと言い出す未来があったとしたら、私がもし、鬱になってしまったと判明する未来があったとしたら、そのときあなたは、「どうしてもっと早くに相談してくれなかったんだ」と驚くと思うけど、私は、SOSを何度も出したんだよ。

と、いうことを、話しました。

ポーズでいいから、食い気味に心配してよ

で、そしたらなにがして欲しかったのよ?っていう話なんですが、結局のところ、危機感を持ってアクションして欲しかったんですよね。
だって、それまでは「1人でもなんとかなるよ〜楽しんでるよ〜」って感じのタフな妻が、「限界近いっす」って言ってるんだから!
危機じゃないの!!
食い気味で対処しようとしなさいよ!!!
って話でして。

だって私が本当に無理になったら、この生活、終わるよ?
もうあなたいらない離婚する、ってなってからじゃ、もう私だめ心壊しました、ってなってからじゃ、遅いじゃん。
そのためのSOSじゃん。
SOSキャッチしたら、できうる限り、最大限の対処をしてあげなきゃっていう反応をしてほしいよ。

「ウンウン、大変だよネ、いつもありがとうネ」で済ませないでさ、
「週末だけになるけど、1泊3日で帰ろうか?」とか、
「一刻も早く海外赴任バトンタッチできるように帰任を早められないか上司に相談しようか?」とか、
「毎日夕方フォローできる家政婦さん探してみようか?」とか、本当にやばい時にはすることあるじゃない。
それを提案してよ。
いつもと違う私を、いつもより心配してるそぶりを見せてよ。

それで私がもし、「うん、そうして」って言ったら、それはもうそうすべきでしょ。
だって、家族の危機だよそのときは。

でも私、きっと、「ううん、そこまでしなくて大丈夫だよ、もう少し頑張れるよ」っていうよ。
それできっと、実際に、生活、頑張れるよ。

それなら最初からなにもしないのと変わりないじゃんってもうかもしれないけど、パートナーが食い気味で対処しようとしてくれたっていうの優しさが私に伝わって、その安心感が私のガソリンになるんだから。

本音では、自ら、「どう考えても8月頭の帰国は無理、後半にしよ」って思ってても、
「8月頭に帰国するって話してたけど、ちょっと仕事の進捗が悪くて、休暇を取るのは8月後半にしてほしいって言われてるんだ、どうしよう?それは無理って強行突破したほうがいいかな?」って私たちを心配してくれるそぶりを見せてくれたら、
私、「ううん、大丈夫、8月後半ね、子供には私から説明しておくよ、頑張ってね」ってきっと言えたと思うよ。

「そこまでしなくて大丈夫」って言われるだろうなと思いながら、本当にそうしてと言われたらちょっと困るなと本音では思いながら、そういう提案することは口から出任せを言ってるようで嫌かもしれないけど、私を労ってるポーズでもいいから、私が「そこまでしなくていいよ」っていう提案をしてくれるだけで、寄り添ってもらってる気持ちになれるよ。

離れて暮らす私たちを繋げてるものは、愛情とか労りとかそういう心の粘りなんだから、労りの儀式を大事にしてよ!

ということをお話したのでした。
夫は全面的に理解してくれて、私もまた、無事に、元の夫大好きモードに戻れました。

ここだけの話

まぁ、SOSをキャッチしてほしい、と、SOSに反応してよ、の間を分析すると、「SOSをキャッチしていなかったのか、SOSには気づいてたけど反応しなかったのか、どっち?」という問題があり、その問題を掘り下げると、「ならなんでキャッチできなかったのか?orなんで反応しなかったのか?」という疑問にぶち当るのですが、
私の答えとしては、そもそも危機感持ってなかったでしょ?人に育児全部押し付けておいて、こっちは大変さが増しているのに、大変さが増すどころかあなたは育児押し付けることに慣れて感覚麻痺してたでしょ?というところに行き着きましたw

でも、そういうところを私から一方的に責めても仕方ないので、そう思った話は、ここに吐き出して成仏させますw

とはいえ、夫だけが悪いわけではなく、私の反省もあるので、それについても夫に話して、一緒に乗り越えようとまた手を握り合ったのでした。
私の反省点については、また次回。

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